羊太郎 先生が贈る、教官騎士に導かれし王子の英雄譚。第3巻は“アルヴィン”に敵意を
むき出しにする“エンデア”が立ちはだかる“シド”に対して縁ある刺客を差し向けます。
(イラスト:遠坂あさぎ 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/202012fairyknight/322106000771.html 】
民衆のために戦い続ける“アルヴィン”に人気が集まる中、学び舎では未だに彼女たちの
実力を、何より“シド”の存在を認めようとしない者は多く。その筆頭格“ルイーゼ”の
見せる確執の強さも中々ですが、それ以上の害意を示す暗黒騎士が彼の頭を悩ませます。
合宿での嫌がらせも眼中にない“シド”の思惑にしっかりと応える“アルヴィン”たちが
ますます強くなっていく一方、“ガト”のように自身が強くなることを疎かにする者たち
との差の開き具合が実に印象深い。それでも譲れない“ルイーゼ”が背負う過去も同様に。
“シド”が語る「古き騎士の掟」。その中に『誇りに関する項目がない』という意味を
身をもって示した彼を見て、暗黒騎士と“ルイーゼ”とで明暗を分ける展開が見どころ。
彼が「野蛮人」と呼ばれた理由を知る必要性が強まりました。話がどう続くか注目です。
2021年11月02日
2021年11月01日
『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)4』
むっしゅ 先生のコミックス3巻も同月発売となる、みかみてれん 先生のノンストップ・
ガールズラブコメ。第4巻は高校デビューで繋いだ縁に“れな子”がある結論を出します。
(イラスト:竹嶋えく 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631439-8 】
“真唯”とは「れまフレ」と関係をぼやかし、“紫陽花”には結論を先送りする“れな子”。
情けない、と自責の念に駆られる“れな子”が中学時代の陰キャな自分に逆戻りするかと
思わせる中で“香穂”との意外な縁あること、似た者同士であることに気付くのが話の軸。
自信を失いかけた“れな子”を催眠音声(笑)で発破をかけて大胆なコスプレをさせたり、
お風呂での裸のお付き合いを経て“れな子”に弱い自分をさらけ出す“香穂”。その裏に
互いを尊重し、憧憬する気持ちがあるのが大切かと。トクベツな思い出作りが実に印象的。
本音よりも建前を優先する“真唯”が“紫陽花”に道を譲ろうとする雰囲気を感じ取った
“れな子”が、好きだと言ってくれた人へ力説した決意表明は必見。彼女らしい言動には
驚かされるばかり。巻末にあった「彼女」からの爆弾発言、波乱必死の行方に要注目です。
ガールズラブコメ。第4巻は高校デビューで繋いだ縁に“れな子”がある結論を出します。
(イラスト:竹嶋えく 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631439-8 】
“真唯”とは「れまフレ」と関係をぼやかし、“紫陽花”には結論を先送りする“れな子”。
情けない、と自責の念に駆られる“れな子”が中学時代の陰キャな自分に逆戻りするかと
思わせる中で“香穂”との意外な縁あること、似た者同士であることに気付くのが話の軸。
自信を失いかけた“れな子”を催眠音声(笑)で発破をかけて大胆なコスプレをさせたり、
お風呂での裸のお付き合いを経て“れな子”に弱い自分をさらけ出す“香穂”。その裏に
互いを尊重し、憧憬する気持ちがあるのが大切かと。トクベツな思い出作りが実に印象的。
本音よりも建前を優先する“真唯”が“紫陽花”に道を譲ろうとする雰囲気を感じ取った
“れな子”が、好きだと言ってくれた人へ力説した決意表明は必見。彼女らしい言動には
驚かされるばかり。巻末にあった「彼女」からの爆弾発言、波乱必死の行方に要注目です。