2021年09月22日

『インフルエンス・インシデント Case:02 元子役配信者・春日夜鶴の場合』

駿馬京 先生が贈るインターネットに起因する事件へインフルエンサーが挑むミステリー。
第2巻は実際の炎上を運ぶと悪意ある噂を流される人気の配信者に纏わる事件を扱います。
(イラスト:竹花ノート 先生)

https://dengekibunko.jp/product/influence/322106000005.html


「RootDSpeak」に追加された『音声通話機能』を使いインフルエンサーのスクープ記事を
匿名で発信し続けるアカウントが広める「春日夜鶴は炎上を運ぶ」という噂。当の本人は
ボヤ騒ぎがあるのは認めるものの迷惑しているので“玲華”へ相談しに来たのが事の発端。

とは言え“玲華”は不在で、しかもなおざりな拒否反応を示す、とあれば“まゆ”たちが
動かざるを得ず。本件を通じて“まゆ”が、少ないながらも「友達」という関係について
考えて一つの答えに辿り着く過程、その意味合いはインフルエンサーならではで興味深い。

“まゆ”の成長につながり、“夜鶴”がスターダムへの上り口に足を掛けたこの炎上騒動、
そもそも“夜鶴”に“玲華”の話を持ち掛けたきっかけは・・・ということで止まっていた
あの話が動き出す、というかいよいよ“ひまり”も巻き込まれていく引きが気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル