2021年07月02日

『育ちざかりの教え子がやけにエモい4』

鈴木大輔 先生が贈るエモ×尊みラブコメ。第4巻は“明日香”とヨリを戻すことを決めた
“達也”に対し“ひなた”が次々と爆弾発言、意味深長な行動を仕掛けていく最終巻です。
(イラスト:DSマイル 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094530087


芝居の修行として渡米を決意し、それすらも駆け引きの材料として突きつける“ひなた”。
実家での一席で母親に赤面させられつつも、あの爆弾発言にあっさり同意する“明日香”。
2人の板挟みにあってもなお懊悩する態度を見せるあたりは“達也”らしいと言うべきか。

そんな“達也”が意外な人物から想定外の勝負、そして賭けを求められて思うところあり。
その裏側で“ひなた”と“明日香”が「負けない」気持ちをぶつけ合っていることを知り。
“ひなた”とは何かを位置付けた彼は果たして冷静だったのか、それとも大人だったのか。

ドキュメンタリー映画を撮っていた“仙波”も中々の因縁をお持ちのようで面白い展開に。
迎えた「最終話」で冒頭の「金言」が効いてくるワケですけど、あとは仕上げを御覧じろ。
どこまでも振り回される“達也”に幸あることを願って、物語の完結を祝うものとします。

posted by 秋野ソラ at 00:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル