2021年04月14日

『ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒』

菊石まれほ 先生の「第27回電撃大賞・大賞」受賞作。頭に仕込む縫い糸を模した情報端末
に記録される情報を探索し電子犯罪の解決に臨む少女とヒト型ロボットの活躍を描きます。
(イラスト:野崎つばた 先生)

https://dengekibunko.jp/product/yourforma/322011000154.html


“エチカ”は脳の縫い糸、ユア・フォルマに残された「機憶」を辿る電索能力に長けるが
相棒の脳に負荷を掛けて何度も病院送りにする問題児。ヒト型のロボット「アミクス」を
新たなパートナーとした彼女はそのトラウマに耐えつつ謎のウイルス感染源を探るが──。

電索官ながら相棒の存在を軽視し、憎まれ役を買って出るような言動を見せる“エチカ”。
そんな彼女の思惑を知りながら、訳知り顔で思考を先回りする小憎たらしい“ハロルド”。
互いの因縁が交錯し、反発しながら認め合う過程がバディものの真骨頂を発揮しています。

“エチカ”の親が関わったプロジェクト。ユア・フォルマが作られた本来の目的。友情と
裏切り。姉とのある思い出がフラッシュバックする、彼女自身の想像を超えた事件の真相。
“ハロルド”が見つけられない「答え」を彼女と突き止められる日が来るのを期待します。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル