2021年04月05日

『精霊幻想記 19.風の太刀』

アニメ化への準備が進む、北山結莉 先生が贈る異世界転生譚。第19巻は“リオ”不在の
ガルアーク城を強襲する「天上の獅子団」の暴挙に、後を託された者たちが奮闘します。
(イラスト/Riv 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/953.html
https://hobbyjapan.co.jp/comic/series/seireigensouki/
http://seireigensouki.com/


“リオ”の居留守を狙う“ヴェン”たちを「卑怯者」と啖呵を切る“シャルロット”たち。
彼に団長を殺されたから「やられたらやり返す」と己の正当性を主張する“ヴェン”たち。
価値観と力の違いに理不尽にも圧倒されていく彼女たちを応援したくなる展開が続きます。

騒乱に見舞われる王城に颯爽と現れる“ゴウキ”らが「天上の獅子団」の暴挙を一蹴する
やり取りには胸がすく思いでしたし、何よりも格好良かった。“リオ”に守られるだけの
存在じゃない、と強がる“セリア”たちの共闘も見事で見どころ満載。惚れ惚れします。

黒幕として暗躍を続ける“レイス”に対して図らずも一矢報いた形になる話の流れの裏側、
“エリカ”が自らの聖戦を始めるため民衆を巻き込んでいく不穏な空気漂う水面下の動き。
“リーゼロッテ”を救い帰還を果たした“リオ”がこの難局に臨んでいく次巻も注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル