久追遥希 先生が贈る学園頭脳ゲーム&ラブコメ。第7巻はヘキサグラムそして“佐伯”の
振りかざす正義という名の暴力に対し“緋呂斗”たちが最終決戦の場をもって断罪します。
(イラスト:konomi 先生(きのこのみ))
【 https://mfbunkoj.jp/product/liar-liar/322011000808.html 】
“佐伯”が“緋呂斗”たち執拗に追い詰めてくるその手段の悪辣さに鬱憤は募るばかりで。
そんな中、彼が“更紗”の立ち位置に言及する場面などでは焦りや緊張感を覚えたりして。
絶対的勝利を信じて疑わない“阿久津”の圧倒的な力にも不安をかき立てられるばかりで。
リアル脱出ゲームを模した最終決戦に仕掛けられる隠されたルールに怯むことなく、ただ
むかっ腹の立つ“佐伯”に対する勝ち筋を見極めていく“緋呂斗”。彼が“摩理”に対し
ある違和感に気付いたことが最大の鍵を握っていた点には一番驚かされた点でもあります。
味方殺しすら厭わない“佐伯”とイカサマ上等の“緋呂斗”。どちらの味方に付くのか、
他陣営の駆け引きも見所で、グッとくる支援の数々に熱いものを感じずにはいられません。
運営の英断に拍手喝采を送りつつ気になる要素が先々どう響くのか、次巻刊行を待ちます。
2021年04月02日
2021年04月01日
『義妹生活2』
天ア滉平 さん、中島由貴 さんの声で贈るアニメ・マンガ動画の企画・原作・脚本を担う
三河ごーすと 先生によるノベライズ。第2巻は“沙季”に募る感情に触れていきます。
(イラスト:Hiten 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/gimaiseikatsu/322011000805.html 】
現代文に自信がない、と嘯く“沙季”が本当に苦手だという点にまず驚きつつ、その訳に
“悠太”とドライな関係でいようとする彼女らしさを感じさせます。彼から勉強のコツを
教わるうちに、無意識のうちに、今のままでいられなくなる機微の変化に思わずニヨニヨ。
そのきっかけになる“読売”先輩と“悠太”との気の置けない雰囲気。“沙季”の勉強に
対するアドバイスにも関わってくる年上女性の存在。“沙季”自身が持て余している感情
を言葉ではなく態度で感じる“奈良坂”の見識に驚愕、というかスペック高いですよ彼女。
“沙季”の不可解な行動の意味、その答え合わせとなるエピローグで示される彼女の日記。
感謝の気持ちとモヤモヤする感情が交錯する文面から「あの感情」を認識するまでに至る
流れに「だよね〜」と頷くことしきり。“悠太”はそんな彼女とどう向き合うか注目です。
三河ごーすと 先生によるノベライズ。第2巻は“沙季”に募る感情に触れていきます。
(イラスト:Hiten 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/gimaiseikatsu/322011000805.html 】
現代文に自信がない、と嘯く“沙季”が本当に苦手だという点にまず驚きつつ、その訳に
“悠太”とドライな関係でいようとする彼女らしさを感じさせます。彼から勉強のコツを
教わるうちに、無意識のうちに、今のままでいられなくなる機微の変化に思わずニヨニヨ。
そのきっかけになる“読売”先輩と“悠太”との気の置けない雰囲気。“沙季”の勉強に
対するアドバイスにも関わってくる年上女性の存在。“沙季”自身が持て余している感情
を言葉ではなく態度で感じる“奈良坂”の見識に驚愕、というかスペック高いですよ彼女。
“沙季”の不可解な行動の意味、その答え合わせとなるエピローグで示される彼女の日記。
感謝の気持ちとモヤモヤする感情が交錯する文面から「あの感情」を認識するまでに至る
流れに「だよね〜」と頷くことしきり。“悠太”はそんな彼女とどう向き合うか注目です。