赤城大空 先生が贈るアツくて淫らな退魔活劇。第8巻は欧州の中でアルメリア王国が日本
と友好を結ぶ流れに水を差すテロリストたちの襲撃が“晴久”たちを追い詰めていきます。
(イラスト:魔太郎 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518948 】
テロリストに“シーラ”姫が襲われ、命からがら逃走する彼女が“晴久”の元に辿り着く。
助けた彼女と繋いだ手が離れなくなる呪い付き、と“美咲”たちをざわつかせる彼ですが
ラッキースケベな展開も気を張った姫の緊張をほぐすことになると思えば怪我の功名かも。
“晴久”が突如耳にする遠吠えが今回の敵“アーネスト”による猛攻の合図ということで
彼女にケモノ化された“美咲”たちが見せる痴態は相変わらずエロスの極みと言える一方、
そうでもしないと彼に本心をむき出しにできない彼女らが憐れに見える気がして悩ましい。
「国際霊能テロ組織がサキュバス王の性遺物を狙っている」という報せが示す本当の意味。
“アーネスト”が示す「ある矛盾」によって今巻の前提が覆されてからの怒涛の展開には
ただ驚くしかなく。想像以上の窮地に“晴久”たちは対応できるのか、次巻も要注視です。