佐伯さん 先生が贈る甘く焦れったい恋の物語。第4巻は“真昼”の「大切な人」発言で
ざわつく周囲を他所に、彼女にふさわしい男になるべく頑張る“周”の葛藤を描きます。
(イラスト:はねこと 先生)
【 https://ga.sbcr.jp/product/9784815608279/ 】
“周”に対する信頼の証としてスキンシップすること、そしてされることを望む“真昼”。
言葉で、態度でその想いを受け止める彼が煩悩を抱き、自己嫌悪する姿に同情しながらも
羨ましさは募るばかり。とはいえ、恋への臆病さに改善の兆しが垣間見えて興味深い展開。
勉強に、そして運動に、とストイックに自己研鑽を重ねる“周”の姿勢がすでに格好良い。
彼の魅力に他の子が気づかないかと危惧する彼女に対し、彼女の素の様子をいつか誰かに
知られるのではと危惧して独占欲をむき出しにする顛末は「ここまで来たか」と感慨無量。
そして迎える体育祭、あの種目に“周”と“真昼”が出るとなれば、発生するイベントは
あれしかない、と期待通りの内容で、そして期待に応える一途な覚悟を魅せてくれました。
これで終わりか・・・と思えばまだまだ超えるべきハードルはあるようで、続きが楽しみです。