アニメ化が決定した、Ceez 先生が贈る大人気エルフファンタジー。第6巻は再会した魔人
“オプス”から“ケーナ”はこのリアデイルという世界に纏わる最重要事項を耳にします。
(イラスト:てんまそ 先生)
【 https://famitsubunko.jp/product/322011000055.html 】
【 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM19201033010000_68/ 】
【 https://ncode.syosetu.com/n1247p/ 】
何かと鼻につく言動を見せる“オプス”に対して、何より口より先に手が出る“ケーナ”。
コミュニケーション・エラーが続く両者を取り持つ“サイレン”の気遣いに救われる面も
多々あって、彼女がいなかったらこのリアデイル、何度破滅に追い込まれたか知れません。
改めて“ケーナ”に二百年の空白がこの世界の秘密。“オプス”から明らかにされる謎の
真相に彼女でなくても、そりゃあ驚きの連続で。プロローグの一幕が「そういうことか」
と存在感を高める瞬間でもありました。“キー”もある種の共犯な感が強い所も得心です。
ヘルシュペルにまつわる一連の騒動で不穏な展開を迎えるかと思いきやちょっとイイ話に
流れが昇華してくれて安堵しました。互角な存在たる“オプス”が“ケーナ”の進む道に
どう影響を与えるか興味津々な中、村に娯楽を与えるための顛末に注目したいところです。