鹿角フェフ 先生が贈る異世界ファンタジー。第3巻は別のRPG世界から襲来した魔王軍に
思い当たる節のある“タクト”が勝ち筋を見い出すも、想定外の因果が運命を狂わせます。
(イラスト:じゅん 先生)
【 https://gcnovels.jp/book/b1144.html 】
【 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM00000023010000_68/ 】
【 https://ncode.syosetu.com/n8760ei/ 】
不朽の名作にして“タクト”も遊びつくしたことのある王道RPG『ブレイブクエスタス』。
魔王軍四天王が現れても臆することのない彼の様子に安心するのも束の間、“アトゥ”が
戦闘した際に身を持って体験したゲームシステムの違いによる影響が不安を掻き立てます。
満を持して“フレイマン”と対峙する“イスラ”のスキルを活かしたその強さすら今巻で
最大の山場となるあの決定的瞬間を演出する要素の一つでしかない、という話運びに驚嘆。
魔王を倒すために必要だったとはいえ 鹿角 先生の容赦の無さに空恐ろしさすら感じます。
“タクト”の油断と慢心。臥薪嘗胆とも言える場面を迎え、怒り心頭の彼が緊急会議にて
高らかに宣言したあの言葉は大言壮語か、有言実行か。そもそも魔王軍を唆したかの如き
「神」とは何か、その真意はどこにあるのか。気になる要素満載で次巻が待ち遠しい限り。