2021年02月09日

『わたし以外とのラブコメは許さないんだからね(2)』

羽場楽人 先生が贈る、告白で幕が開くラブコメ戦線。第2巻は中学時代の後輩“紗夕”が
同じ高校に進学していたことを知った“希墨”がその再会の意味に気付く顛末を描きます。
(イラスト:イコモチ 先生)

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「きー先輩、好きです。私と付き合ってください」「それ何度目の嘘告白だと思ってる?」
そんな軽い雰囲気で話ができる“紗夕”と“希墨”の変わらない関係。変わったのは彼に
“ヨルカ”という絶対的存在な彼女ができたということ。ハグとかしちゃってもう可愛い。

“希墨”たちに交じって“紗夕”もカラオケを楽しむ中、“朝姫”が語った恋愛観に反発
するところから、後輩の立場に収まるだけではいられない彼女なりのアプローチに感心を
抱く一方で、長年抱いてきたその想いすら超えてくる“ヨルカ”の強さに圧倒されます。

教師として“神崎”が“希墨”の人たらしぶりに釘を刺すなど、良き理解者であることが
窺える中で「失恋同盟」相手にも余裕を見せた“ヨルカ”が彼女を敵視する訳も明らかと
なりました。何かと興味深いその関係が続く話の軸を握るというのだからこれまた楽しみ。

posted by 秋野ソラ at 01:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル