鴉ぴえろ 先生が贈る王宮百合ファンタジー。第3巻は弟に引導を渡した“アニスフィア”
自らが王位を継ぐ流れを目にした“ユフィリア”は彼女のために、と一大決心をします。
(イラスト:きさらぎゆり 先生)
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“アニスフィア”が王位を継ぐ。しかし魔法の才能がない彼女を魔法省や貴族らが敵視し
国が荒れるのは目に見えている。しかも魔学を極める彼女の才能を摘むことにも繋がる。
全て承知の上で“ユフィリア”が彼女を王にすべき立場と矛盾に悩む様子がもどかしい。
“ユフィリア”が王女を止める。だけどその実現には自身の存在すら懸ける必要がある。
けれど「王女」であることに異常なこだわりを示す“アニスフィア”からは拒否される。
分かっているようで知らなかった互いの感情がぶつかってしまう展開が何とも歯がゆい。
力ずくで我を通した“ユフィリア”に肉体的な成長を感じて心を打つものを覚えると共に
“アニスフィア”に強気で迫っていくベッドシーンには肉食的な変化すら見えて感慨深い。
完結かな、と思える綺麗な終わり方を魅せたら次は第二幕、ということで次巻を待ちます。