鈴木大輔 先生が贈るエモ×尊みラブコメ。第3巻は“達也”と“明日香”に一つの節目が
訪れようとする一方、エキストラに参加した“ひなた”が人生を左右する決断を下します。
(イラスト:DSマイル 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518856 】
夏休み。中学二年生の今しかないこの特別な日々をどう過ごすか。そんな中で“彩夏”が
手にした夢へのチャンス、それすらも“達也”と対等になるための礎とする“ひなた”に
自我の強さ、容赦の無さをなお見せつけられます。“彩夏”たちも胸中複雑ではないかと。
残酷な現実に晒されていることを知る由もない“彩夏”のことを酷評する女優“ひかり”。
彼女もまた“ひなた”のケンカ腰に、あるいは追い落とされる鳥のように巻き込まれると
知りながら振舞うその姿勢、そして“晋太郎”の抜け目のなさに業界の厳しさを感じます。
大人たちに“ひなた”が威勢を誇示しているとは露知らず、逃げ癖を克服しようとする
“明日香”の気持ちに応えようとする“達也”。“ひなた”の変化に気付いてしまった
“陽一”に慰めの言葉をかけつつ、“達也”たちがどんな難局を迎えるのかを見届けます。