2021年01月10日
「好きなライトノベルを投票しよう!! 2020年下期」エントリー
となりの彼女と夜ふかしごはん 〜腹ペコJDとお疲れサラリーマンの半同棲生活〜
【20下ラノベ投票/9784049133158】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/188152877.html
探偵くんと鋭い山田さん(2) 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる
【20下ラノベ投票/9784040646633】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/188106986.html
スパイ教室04 《夢語》のティア
【20下ラノベ投票/9784040737416】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/188257117.html
たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。(2)
【20下ラノベ投票/9784040737454】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/188084963.html
僕の軍師は、スカートが短すぎる 〜サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下〜
【20下ラノベ投票/9784815607470】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/188072116.html
わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?) (2)
【20下ラノベ投票/9784086313797】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/187887181.html
それでも、好きだと言えない
【20下ラノベ投票/9784065211786】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/188023813.html
千歳くんはラムネ瓶のなか(4)
【20下ラノベ投票/9784094518665】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/187975726.html
Babel III 鳥籠より出ずる妖姫
【20下ラノベ投票/9784049135398】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/188248474.html
悪役令嬢(ところてん式)(1)
【20下ラノベ投票/9784798622385】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/187744025.html
◆ 好きなライトノベルを投票しよう!! - 2020年下期
https://lightnovel.jp/best/2020_07-12/
2021年01月08日
『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第五部「女神の化身4」』
香月美夜 先生が贈る大人気ビブリア・ファンタジー。 第五部最4巻はエーレンフェスト
におけるライゼガング系貴族の台頭を目にした“ローゼマイン”らが改革に乗り出します。
(イラスト:椎名優 先生)
【 https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=153598123 】
“ジルヴェスター”から「貴族院での順位を下げろ」と言われて疑念を抱くそぶりもない
“ヴィルフリート”に危険信号。逆に疑義を申し立てた“シャルロッテ”が見せた雄弁の
数々に“ローゼマイン”でなくとも胸が熱くなる思いがしました。良い子に育ったもので。
今回の背景にある「ライゼガングの総意」の何ときな臭いことか。“ローゼマイン”らが
気付けたことで先の見通しが出来たのは怪我の功名か、という中で“ブリュンヒルデ”の
あの提案がまた泣けてくる。“ローゼマイン”を想い、夢も貫くその姿が実に健気すぎて。
“ヴィルフリート”の不幸は支える人材に恵まれなかったからか、あるいは己の人間性か。
再び破滅を予感させる展開に緊迫感を覚えつつ、身体を含めた“ローゼマイン”の更なる
成長に期待したい所です。巻末短編「反省と羨望」で絆を深めた2人に希望を託しながら。
におけるライゼガング系貴族の台頭を目にした“ローゼマイン”らが改革に乗り出します。
(イラスト:椎名優 先生)
【 https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=153598123 】
“ジルヴェスター”から「貴族院での順位を下げろ」と言われて疑念を抱くそぶりもない
“ヴィルフリート”に危険信号。逆に疑義を申し立てた“シャルロッテ”が見せた雄弁の
数々に“ローゼマイン”でなくとも胸が熱くなる思いがしました。良い子に育ったもので。
今回の背景にある「ライゼガングの総意」の何ときな臭いことか。“ローゼマイン”らが
気付けたことで先の見通しが出来たのは怪我の功名か、という中で“ブリュンヒルデ”の
あの提案がまた泣けてくる。“ローゼマイン”を想い、夢も貫くその姿が実に健気すぎて。
“ヴィルフリート”の不幸は支える人材に恵まれなかったからか、あるいは己の人間性か。
再び破滅を予感させる展開に緊迫感を覚えつつ、身体を含めた“ローゼマイン”の更なる
成長に期待したい所です。巻末短編「反省と羨望」で絆を深めた2人に希望を託しながら。
2021年01月07日
『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX HDDD英国編〈上〉』
川上稔 先生が贈る大人気戦国学園ファンタジー。末世解決後の世界を描く第2巻は英国
でのアーサー王にまつわる思いがけない歴史再現に武蔵の面々が巻き込まれていきます。
(イラスト:さとやす 先生(TENKY))
【 https://dengekibunko.jp/product/horizon/321905000139.html 】
まるで異世界へ転移したかのような導入から英国で為すべきことを“正純”が解き明かす
までの一連の流れ。結局は「相対する」しかないとはいえ、面白おかしくも制約が多い中
よく道筋をつけたものだと思います。時折、図示して説明してくれたのは有難いところで。
三者三様の特性を持つ派閥の思惑に「予言された未来の大戦争」という大局が重なっての
駆け引きに武蔵勢がどう関わるか。“点蔵”そっくりの人物や“妖精女王”の絡みも含め
乱痴気ぶりに拍車のかかる話の流れが面白い。電子書籍で見た方が色も付いてお得ですね。
英国の歴史を紐解く中で「アーサー王」に関する蘊蓄も出てきて興味深い点も楽しみつつ
冒頭でハイエリアワイバーンが出てきた理由も窺えて、さらに謎が深まっていく訳ですが
当面は“スリーサーズ”の狙いにどう応える、あるいは出し抜くのか見届けたいものです。
でのアーサー王にまつわる思いがけない歴史再現に武蔵の面々が巻き込まれていきます。
(イラスト:さとやす 先生(TENKY))
【 https://dengekibunko.jp/product/horizon/321905000139.html 】
まるで異世界へ転移したかのような導入から英国で為すべきことを“正純”が解き明かす
までの一連の流れ。結局は「相対する」しかないとはいえ、面白おかしくも制約が多い中
よく道筋をつけたものだと思います。時折、図示して説明してくれたのは有難いところで。
三者三様の特性を持つ派閥の思惑に「予言された未来の大戦争」という大局が重なっての
駆け引きに武蔵勢がどう関わるか。“点蔵”そっくりの人物や“妖精女王”の絡みも含め
乱痴気ぶりに拍車のかかる話の流れが面白い。電子書籍で見た方が色も付いてお得ですね。
英国の歴史を紐解く中で「アーサー王」に関する蘊蓄も出てきて興味深い点も楽しみつつ
冒頭でハイエリアワイバーンが出てきた理由も窺えて、さらに謎が深まっていく訳ですが
当面は“スリーサーズ”の狙いにどう応える、あるいは出し抜くのか見届けたいものです。
2021年01月06日
『賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 擦 〜愛弟子サヨナはぷにぷに天国DX仕様〜』
有象利路 先生が贈る異色のファンタジー問題作。第3巻は物語を締め括るべくKADOKAWA
の範疇を超え、様々な関係者を巻き込みながら“シコルスキ”たちが自由奔放に生きます。
(イラスト:かれい 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/sikorski/322006000036.html 】
相変わらず身の、というか貞操の危機に晒される“サヨナ”や、男性中心の汚れな挿絵を
指定される かれい 先生に相も変わらずほのかな同情の念を抱く今巻。可哀想さで言えば
一番は“カグヤ”なのかも知れないと思ったり。5行もたない魔王って思うとつい苦笑い。
アレのことを「KADOKAWA」と称したり、各方面に面倒をかけていく本作の飛び道具として
まさか小学館「ガガガ文庫」編集部に白羽の矢が立つとは思いもよらず。先生が後述した
「note」を読むと湯浅氏の人柄、阿南氏や土屋氏の思考や志向、嗜好が見えるのでお薦め。
どんな話になっても“シリゆる会の会長”がギャグ展開へ引き戻してくれるので彼をMVP
としてもいいくらいに思います。昨今、頭を空っぽにして読めるギャグラノベの存在は
貴重ですので、骨休め後の 有象 先生には(4巻含め)挑んでもらえれば幸甚に存じます。
◆全容 〜行こうぜ小学館(前編)〜
【 https://note.com/t_uzo/n/n358765a4d026 】
◆全容 〜行こうぜ小学館(後編)〜
【 https://note.com/t_uzo/n/n238284cdd4a5 】
の範疇を超え、様々な関係者を巻き込みながら“シコルスキ”たちが自由奔放に生きます。
(イラスト:かれい 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/sikorski/322006000036.html 】
相変わらず身の、というか貞操の危機に晒される“サヨナ”や、男性中心の汚れな挿絵を
指定される かれい 先生に相も変わらずほのかな同情の念を抱く今巻。可哀想さで言えば
一番は“カグヤ”なのかも知れないと思ったり。5行もたない魔王って思うとつい苦笑い。
アレのことを「KADOKAWA」と称したり、各方面に面倒をかけていく本作の飛び道具として
まさか小学館「ガガガ文庫」編集部に白羽の矢が立つとは思いもよらず。先生が後述した
「note」を読むと湯浅氏の人柄、阿南氏や土屋氏の思考や志向、嗜好が見えるのでお薦め。
どんな話になっても“シリゆる会の会長”がギャグ展開へ引き戻してくれるので彼をMVP
としてもいいくらいに思います。昨今、頭を空っぽにして読めるギャグラノベの存在は
貴重ですので、骨休め後の 有象 先生には(4巻含め)挑んでもらえれば幸甚に存じます。
◆全容 〜行こうぜ小学館(前編)〜
【 https://note.com/t_uzo/n/n358765a4d026 】
◆全容 〜行こうぜ小学館(後編)〜
【 https://note.com/t_uzo/n/n238284cdd4a5 】
2021年01月05日
『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』
YouTube漫画として展開されている同シリーズを、脚本を務める 天乃聖樹 先生が小説化。
クラスメイトで天敵同士な男女2人がワケあって結婚生活を送るドタバタぶりを描きます。
(イラスト:成海七海 先生 キャラクター原案・漫画:もすこんぶ 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/daikirai_kekkon/322006000795.html 】
【 https://www.youtube.com/playlist?list=PLDZGuoo5oaHI21s79cvNeqyVXvY8ZZuA6 】
“才人”へ何かとケンカを吹っかける同級生の“朱音”。いつものようにいがみ合った
ある日、祖父から日本有数のIT企業に成長した北条グループを継がせる条件として彼女と
結婚するよう命じられる。野望ある彼はやむを得ず彼女との結婚、共同生活に臨むが──。
未経験だからこそ、恋愛に対して多少の夢を持つ“才人”と“朱音”。衝突し合う互いの
価値観の差異をどう埋めるのか。物書きとして様々な仕事を経験してきた先生だからこそ
「あとがき」で触れられた想いが2人の言動に、機微に込められているような気がします。
少しずつ変化を見せる“才人”に心ほだされていく“朱音”が可愛らしく、そんな彼女を
描く 成海 先生の挿絵も演出に一役買っている点も注目。ストッパーとして彼女を支える
“陽鞠”や意味深長な言動を見せる“才人”の従妹“糸青”も注視しつつ次巻を待ちます。
クラスメイトで天敵同士な男女2人がワケあって結婚生活を送るドタバタぶりを描きます。
(イラスト:成海七海 先生 キャラクター原案・漫画:もすこんぶ 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/daikirai_kekkon/322006000795.html 】
【 https://www.youtube.com/playlist?list=PLDZGuoo5oaHI21s79cvNeqyVXvY8ZZuA6 】
“才人”へ何かとケンカを吹っかける同級生の“朱音”。いつものようにいがみ合った
ある日、祖父から日本有数のIT企業に成長した北条グループを継がせる条件として彼女と
結婚するよう命じられる。野望ある彼はやむを得ず彼女との結婚、共同生活に臨むが──。
未経験だからこそ、恋愛に対して多少の夢を持つ“才人”と“朱音”。衝突し合う互いの
価値観の差異をどう埋めるのか。物書きとして様々な仕事を経験してきた先生だからこそ
「あとがき」で触れられた想いが2人の言動に、機微に込められているような気がします。
少しずつ変化を見せる“才人”に心ほだされていく“朱音”が可愛らしく、そんな彼女を
描く 成海 先生の挿絵も演出に一役買っている点も注目。ストッパーとして彼女を支える
“陽鞠”や意味深長な言動を見せる“才人”の従妹“糸青”も注視しつつ次巻を待ちます。