2020年12月18日

『ライアー・ライアー6 嘘つき転校生は正義の味方に疑われています。』

久追遥希 先生が贈る学園頭脳ゲーム&ラブコメ。第6巻はトップランカーとして周囲を
欺き続ける“緋呂斗”を断罪する、と公言する「正義の組織」が執拗に敵対してきます。
(イラスト:konomi 先生(きのこのみ))

https://mfbunkoj.jp/product/liar-liar/322007000688.html


学園島の高校生全員が参加する夏期イベント「SFIA」もイカサマのサポートで乗り切る
つもりの“緋呂斗”に対して「不正してますよね」と断言する“摩理”の登場、そして
公認組織「ヘキサグラム」を率いる“佐伯”が定める「正義の執行」に緊張が走ります。

“佐伯”が“緋呂斗”を断罪しようとするやり方がどうも怪しい、というのは“緋呂斗”
だけでなく「英明学園」をも陥れようと陰謀を巡らせているのが明々白々となってから。
暗躍する者たちをいなしながら戦いを進める“緋呂斗”と共に欲求不満が募ってきます。

「正義の味方」然とした隠れ蓑を“佐伯”がはぎ取り、裏切り者たちが悲しみを背負う
あの瞬間、ようやく一矢報いる展開を迎えてスカッとする思いがしました。最終決戦を
迎えるにあたり、むかっ腹を“佐伯”でどう解消するか。“緋呂斗”の活躍に期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル