2020年11月20日

『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー』

佐島勤 先生が贈る魔法科高校を卒業した“達也”たちのその後を描く新シリーズ第1巻。
魔法資質を持つ者すべての人権保護に乗り出す“達也”に対し敵も味方も視線を集めます。
(イラスト:石田可奈 先生)

https://dengekibunko.jp/product/mahouka/322003000189.html


魔法因子を持つだけで一般人とほぼ変わらない人も魔法師同様に様々な制限が課せられる。
彼らの人権を守るため、実行組織として“達也”が設立した「メイジアン・カンパニー」。
戦略級魔法を扱う彼の思想は本音か建前か、世界を股に掛けた腹の探り合いが始まる──。

似て非なる結社「FEHR」から送り込まれた“遼介”のちょっと抜けた感じの言動が、彼を
糸引く“レナ”の真意を掴ませないための隠れ蓑なのでは、と感じさせるほどヘッポコ。
“光宣”と“水波”がよろしくやっている中、“リーナ”が新たな緩衝材になるのを期待。

同じく“真由美”のように人を送り込んで探りを入れる者もいれば、今回現れた賊の様に
実力行使に訴え出る者もいる。その辺のあしらいは“達也”や新たな力を示した“深雪”
からも「らしさ」が窺えて興味津々な展開。思惑が絡み合い次巻でどう動くか要注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル