池田明季哉 先生が贈る、創作に青春を懸ける者たちの青春譚。第2巻は“ヨシ”の前に
現れた歌姫に、そしてグラフィティを否定する音楽家の登場にブリストルが揺れ動きます。
(イラスト:みれあ 先生)
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“ヨシ”に戻ってほしい“ネリナ”。自分勝手な彼女が気に入らない“ブーディシア”。
2人の板挟みにあう彼は“ガブリエル”からも厳しい現実を突き付けて悩みは尽きない。
そこへ「リバース・グラフィティ」で悪意を晒す“Z”も探す必要があり苦労も青天井。
再びグラフィティに対する風当たりが強くなる中で“ヨシ”が“ブーディシア”に対し
出来ることがあるか。ブリストルに来た意味を含めて彼が自問自答するのが実に誠実で。
しかし“ネリナ”がやって着た意味をようやく理解したあたりは余裕の無さが窺えます。
期待と不安が入り混じるクリスマスを前に、ギタリストとしての運命を担った“ヨシ”。
彼の振舞いが色々な相手の、様々な感情を上書きしてきたのが分かると感慨深いものが。
“ネリナ”の強かさに驚嘆しつつ、彼が彼女と離れてどんな結論を出すか興味津々です。