TVアニメが放送中となる、細音啓 先生の大人気王道ファンタジー。第10巻は「天帝国」と
「ネビュリス皇庁」の思惑を超えた星の命運を握る流れに“イスカ”らが巻き込まれます。
(イラスト:猫鍋蒼 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/201705kimitoboku/322003001178.html 】
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天帝と緊張感があるようでコントのようなやり取りを繰り広げる“燐”。“メルン”から
語られる八大使徒の動向と、百年前からの因縁をもつ存在。ここでも“シスベル”の力が
鍵を握るワケですが、そんな彼女は“イスカ”により一層ご執心なようで微笑ましい限り。
“イスカ”たちを天帝の下へ誘導する“璃洒”の、腹に一物ある言動が示す意味も窺えて
「天帝国」が一枚岩ではないことが遂に共通認識となりました。それを踏まえての大激戦。
“シスベル”の力にも対策した強敵にどう立ち向かうか。その内容でも魅せてくれました。
一方で「ネビュリス皇庁」も始祖の再来により“アリス”も大苦戦。何枚も上手の強敵を
前にまさかの機転を利かせた立ち回りで驚かせてくれました。その戦いの裏で「彼女」が
示した決意がどう物語を動かしてくるか。星で起きた最悪の日、共に追体験したい所です。