2020年10月30日

『家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね?2』

高木幸一 先生が贈る甘く、もどかしい青春ラブコメ。第2巻は“真”は“姫芽”に対して
恋愛感情があるのか否か、2人の過去を知った“波月”の機微を交えて迫っていきます。
(イラスト:YuzuKi 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815608064.html


演劇の練習、そして町内運動会に向けたトレーニングを通じて草原家の一員としての絆を
より深めていく“真”。ふれあいを通じて少しずつ考え方を変えてきた彼の成長ぶりが
目覚ましく、同時に彼への淡い想いを募らせる“波月”と“姫芽”の機微がもどかしくて。

“波月”から提案された「三人デート」を通じて意外にも上手くまとまった、かと思えば
自分の想いと“姫芽”の気持ちに感情を拗らせた“波月”の様子が痛々しい程につらくて。
そんな彼女の姿を見た“真”が自身の気持ちにどう決着をつけるのかが気になる展開です。

その行方は、超人的にすべてを見通す“宙子”の発言が物語ってくれているので見届けて
いただければと思いますが、ここで完結というのは何とも惜しい。禁則処理の件とか色々
思うところはありますが、高木 先生の次回作が発表されることを心より祈るばかりです。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル