2020年10月05日

『娘じゃなくて私が好きなの!?(3)』

東鉄神 先生によるマンガ連載も始まった、望公太 先生が贈る超純愛ラブコメ。第3巻は
“美羽”の宣戦布告をどう受け止めるか、母として、一人の女として“綾子”が悩みます。
(イラスト:ぎうにう 先生)

https://dengekibunko.jp/product/mamasuki/322004000051.html
https://manga-park.com/title/32170


焚きつけられている、と分かっているつもりでも“美羽”の言動、そして思い出の一品が
“綾子”に疑念を抱かせる。“綾子”が悩みぬいて出した結論は推して知るべしで、その
反動をエピローグで見せつけるあたりは見事な演出。これがどう繋がるか、興味津々です。

“美羽”の想いを受け止めるもう一人の大人である“巧”もまた、翻弄される側の立場で。
彼女や“狼森”に仕組まれつつもラッキースケベな展開を味わえるあたり、幸せ者という
以外に言葉が出ません。“綾子”への愛を貫く揺るぎない想いが報われる日も近いか否か。

もどかしい大人たちの恋愛模様を後押しする役割を演じた“美羽”が、“巧”のことを、
そして“綾子”のことをどう思い、大切な存在として位置付けているかを描写する数々が
今巻の名場面であったと言えます。こんな良い子に育ってくれてありがとうの気持ちです。

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル