高木幸一 先生が贈る甘く、もどかしい青春ラブコメ。第2巻は“真”は“姫芽”に対して
恋愛感情があるのか否か、2人の過去を知った“波月”の機微を交えて迫っていきます。
(イラスト:YuzuKi 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815608064.html 】
演劇の練習、そして町内運動会に向けたトレーニングを通じて草原家の一員としての絆を
より深めていく“真”。ふれあいを通じて少しずつ考え方を変えてきた彼の成長ぶりが
目覚ましく、同時に彼への淡い想いを募らせる“波月”と“姫芽”の機微がもどかしくて。
“波月”から提案された「三人デート」を通じて意外にも上手くまとまった、かと思えば
自分の想いと“姫芽”の気持ちに感情を拗らせた“波月”の様子が痛々しい程につらくて。
そんな彼女の姿を見た“真”が自身の気持ちにどう決着をつけるのかが気になる展開です。
その行方は、超人的にすべてを見通す“宙子”の発言が物語ってくれているので見届けて
いただければと思いますが、ここで完結というのは何とも惜しい。禁則処理の件とか色々
思うところはありますが、高木 先生の次回作が発表されることを心より祈るばかりです。
2020年10月30日
2020年10月29日
『僕の軍師は、スカートが短すぎる〜サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下』
七条剛 先生が贈る新作は、終電帰りが当たり前な日々を過ごす会社員が女子高生を助けた
お礼にと適切な助言を受け続けることで生活を一変させていく同居生活ラブコメディです。
(イラスト:パルプピロシ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815607470.html 】
ある日の夜、会社員の“史樹”が自宅の前で見知らぬ女の子が蹲っていることに気が付く。
彼女の名は“穂春”。お願いされて自宅へ泊めた翌朝、彼女から珍しい手土産を渡される。
「これを会社の人に渡せば定時帰りが出来る」と彼女が言うので持って行ってみるが──。
心理学の知識を活かし、アイドルグループを大躍進させた実績を持つ“穂春”の突拍子も
ないアドバイスが“史樹”に降りかかるトラブルを次々解決させていく展開が実に爽快で。
そんなサクセスストーリーに加え、勧善懲悪な要素もあるため読了感が半端なく良いです。
“穂春”はなぜ心理学に詳しいのか、あの夜“史樹”の家に居た理由は、といった疑問も
しっかり答えてくれていて物語の構成を見ても絶妙な本作、オススメするしかないです。
「妹第一主義」な“史樹”の心に“穂春”は迫ることができるのか、続きが気になります。
お礼にと適切な助言を受け続けることで生活を一変させていく同居生活ラブコメディです。
(イラスト:パルプピロシ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815607470.html 】
ある日の夜、会社員の“史樹”が自宅の前で見知らぬ女の子が蹲っていることに気が付く。
彼女の名は“穂春”。お願いされて自宅へ泊めた翌朝、彼女から珍しい手土産を渡される。
「これを会社の人に渡せば定時帰りが出来る」と彼女が言うので持って行ってみるが──。
心理学の知識を活かし、アイドルグループを大躍進させた実績を持つ“穂春”の突拍子も
ないアドバイスが“史樹”に降りかかるトラブルを次々解決させていく展開が実に爽快で。
そんなサクセスストーリーに加え、勧善懲悪な要素もあるため読了感が半端なく良いです。
“穂春”はなぜ心理学に詳しいのか、あの夜“史樹”の家に居た理由は、といった疑問も
しっかり答えてくれていて物語の構成を見ても絶妙な本作、オススメするしかないです。
「妹第一主義」な“史樹”の心に“穂春”は迫ることができるのか、続きが気になります。
2020年10月28日
『ねえ、もっかい寝よ?』
田中環状線 先生のデビュー作は、片や酪農家を目指して、片や上京することを夢見て共に
努力を重ねた疎遠な幼馴染の男女2人が再会し、毎晩添い寝する顛末を描くラブコメです。
(イラスト:けんたうろす 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322004000050.html 】
幼い日に“静乃”へ精一杯のプロポーズをした“忍”。転校した彼女が同じ高校を目指す
と知り、札幌で劇的な再会と果たしたかと思えば「約束」を勘違いしていることが判明。
「ある問題」を抱える彼が悩みの種を増やす一方、彼女もとある不調が続いていて──。
保健室のベッドで一緒に寝るハプニングを迎えた“忍”と“静乃”。高校に上がってから
謎の不眠に悩んでいる2人が「添い寝」に打開策を見い出し、共に誤解も解けないまま、
夜の逢瀬を重ねていく様子、とりわけ油断も隙も露呈していく彼女の姿が実に可愛らしい。
約束の件だけでなく、価値観の違いにも振り回されながら、それでも“亮祐”や“花音”
といった良き理解者にも恵まれて「脈あり」な関係が続く展開を見届けられるのが嬉しい。
ぜひシリーズ化していただいて、2人の不眠や誤解の謎に迫ってくれることを期待します。
努力を重ねた疎遠な幼馴染の男女2人が再会し、毎晩添い寝する顛末を描くラブコメです。
(イラスト:けんたうろす 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322004000050.html 】
幼い日に“静乃”へ精一杯のプロポーズをした“忍”。転校した彼女が同じ高校を目指す
と知り、札幌で劇的な再会と果たしたかと思えば「約束」を勘違いしていることが判明。
「ある問題」を抱える彼が悩みの種を増やす一方、彼女もとある不調が続いていて──。
保健室のベッドで一緒に寝るハプニングを迎えた“忍”と“静乃”。高校に上がってから
謎の不眠に悩んでいる2人が「添い寝」に打開策を見い出し、共に誤解も解けないまま、
夜の逢瀬を重ねていく様子、とりわけ油断も隙も露呈していく彼女の姿が実に可愛らしい。
約束の件だけでなく、価値観の違いにも振り回されながら、それでも“亮祐”や“花音”
といった良き理解者にも恵まれて「脈あり」な関係が続く展開を見届けられるのが嬉しい。
ぜひシリーズ化していただいて、2人の不眠や誤解の謎に迫ってくれることを期待します。
2020年10月27日
『午後九時、ベランダ越しの女神先輩は僕だけのもの』
岩田洋季 が贈る新作は純情ラブストーリー。日常生活では見せない思わせぶりな言動を
ベランダ越しであらわにする年上の想い人に振り回される少年の大切な日々を描きます。
(イラスト:みわべさくら 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322005000024.html 】
誰とも付き合う気がない、と公言する“夏菜子”は「みんなの女神」と称される美少女。
彼女に心酔する“つばき”から時折バスが一緒だと追究された“旭”はついはぐらかす。
家が隣なことも、部屋が近いことも、そして自分のことを好きだと言われたことも──。
“旭”は自室の窓越しに、“夏菜子”はベランダから、2人だけで過ごすゲームの時間。
彼を手玉に取るように接する彼女が時に蠱惑的で、時に可愛らしくて。釣り合わないと
思いつつも彼女が好きだと言ってくれる理由を探る彼の頑張り具合がまた微笑ましくて。
そんな2人だけの秘密を脅かす事態が去来し、ベランダ越しの距離が色々な面で抑止力
となっていた点に気付かされる展開がもう純情の極みのようでご馳走様と言わんばかり。
幸せな時を積み重ねる2人を描く みわべさくら 先生の挿絵も絶妙でお薦めの作品です。
ベランダ越しであらわにする年上の想い人に振り回される少年の大切な日々を描きます。
(イラスト:みわべさくら 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322005000024.html 】
誰とも付き合う気がない、と公言する“夏菜子”は「みんなの女神」と称される美少女。
彼女に心酔する“つばき”から時折バスが一緒だと追究された“旭”はついはぐらかす。
家が隣なことも、部屋が近いことも、そして自分のことを好きだと言われたことも──。
“旭”は自室の窓越しに、“夏菜子”はベランダから、2人だけで過ごすゲームの時間。
彼を手玉に取るように接する彼女が時に蠱惑的で、時に可愛らしくて。釣り合わないと
思いつつも彼女が好きだと言ってくれる理由を探る彼の頑張り具合がまた微笑ましくて。
そんな2人だけの秘密を脅かす事態が去来し、ベランダ越しの距離が色々な面で抑止力
となっていた点に気付かされる展開がもう純情の極みのようでご馳走様と言わんばかり。
幸せな時を積み重ねる2人を描く みわべさくら 先生の挿絵も絶妙でお薦めの作品です。
2020年10月26日
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ5』
2021年のアニメ化を早々に決めた、二丸修一 先生が贈る大人気ヒロインレース。第5巻は
“末晴”にファンクラブができたと聞き、“黒羽”たちが共同戦線を組む事態を迎えます。
(イラスト:しぐれうい 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/osamake/322005000018.html 】
【 https://osamake.com/ 】
浮かれる“末晴”へ釘を刺すべく現れた、生徒会副会長“橙花”。校内秩序を保つために
ファンクラブのリーダーを務めるという彼女を訝しむのも最もで、クラブを潰しにかかる
“黒羽”たちの想いが錯綜し、表に裏に策を巡らせる展開は面白く眺めることができます。
対する“橙花”は“末晴”や“黒羽”たぢに対してどんな感情を抱いているのか。彼女の
これまで培ってきた人生観を知った上で接してくる“末晴”に、更に彼が示してきた策に
独白する内容から明らかになるにつれて、こそばゆさと共に切なさがこみ上げてきます。
今回、“末晴”から相談を受けた“朱音”の深慮遠謀ぶりと強かさも興味深い要素の一つ。
ファンクラブ騒動を彼なりに治めようとした努力は買いましょう。被害は甚大かもですが。
“哲彦”に告げられた「群青同盟」の新たな敵から「彼女」を守れるか、次巻も注目です。
“末晴”にファンクラブができたと聞き、“黒羽”たちが共同戦線を組む事態を迎えます。
(イラスト:しぐれうい 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/osamake/322005000018.html 】
【 https://osamake.com/ 】
浮かれる“末晴”へ釘を刺すべく現れた、生徒会副会長“橙花”。校内秩序を保つために
ファンクラブのリーダーを務めるという彼女を訝しむのも最もで、クラブを潰しにかかる
“黒羽”たちの想いが錯綜し、表に裏に策を巡らせる展開は面白く眺めることができます。
対する“橙花”は“末晴”や“黒羽”たぢに対してどんな感情を抱いているのか。彼女の
これまで培ってきた人生観を知った上で接してくる“末晴”に、更に彼が示してきた策に
独白する内容から明らかになるにつれて、こそばゆさと共に切なさがこみ上げてきます。
今回、“末晴”から相談を受けた“朱音”の深慮遠謀ぶりと強かさも興味深い要素の一つ。
ファンクラブ騒動を彼なりに治めようとした努力は買いましょう。被害は甚大かもですが。
“哲彦”に告げられた「群青同盟」の新たな敵から「彼女」を守れるか、次巻も注目です。