2020年08月17日

『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。4』

コミカライズを担当する 足立いまる 先生に挿絵をバトンタッチし、しめさば 先生が贈る
サラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ。第4巻は“沙優” の過去に触れていきます。
(イラスト:足立いまる 先生 キャラクター原案:ぶーた 先生)

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「連れ戻して来い」と“一颯”に言ってきた、という“沙優”の母親。推して知るべしな
人物像が実際に彼女の口から語られるのがつらい。安易に同情するのがおこがましいほど。
間に立つ彼の苦悩も分かるだけに、それでも家に戻らなければいけない現実がまたつらい。

“沙優”についてどう思っているのか“一颯”から改めて問いかけられた“吉田”。彼が
今の共同生活を振り返って頭でわかっていても行動に移せない、彼女に対して出来ること。
“あさみ”はさることながら、“三島”がそれを後押ししちゃうあたりは興味深い流れで。

「家族」とは何なのか。ありふれた言い方かもしれないけど“沙優”にとって大切なこと。
帰りたくない気持ちを抑え、“吉田”との出会いを力に変え、前に進もうとするその姿は
高潔さを感じます。彼女にサービスする彼はどんな顛末を見届けるのか、目が離せません。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル