2020年08月13日

『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 六』

秋田みやび 先生が贈る、退魔お仕事嫁物語。第6巻は凄腕の陰陽師でもある“鷹雄”の
北御門に対する呪詛により廃遊園地の中に閉じ込められた“芹”たちのその後を綴ります。
(イラスト:しのとうこ 先生)

https://lbunko.kadokawa.co.jp/product/bonkuraonmyouji/322004000606.html


一晩残って、うまくいけばそのまま解放する。危害を加える気がない“鷹雄”の意図が
見えない薄気味悪い展開。そんな中で1つずつ落ち続け観覧車のゴンドラ、更けていく
夜の闇、脱出を試みる“芹”たちの遭遇する霊障の数々がその雰囲気を加速させます。

何故か具合が悪化していく“鷹雄”、そして明るく振る舞ってはいるが熱っぽい“芹”。
はやる気持ちのままに現地へ急行する“皇臥”が“鷹雄”の真意を明らかにするまで
彼の行動原理は予想がつきませんでした。生き方が不器用すぎて実に紛らわしい方で。

シリアスなんだかコミカルなんだか、という興味深い結末へと落ち着いた今回の騒動。
陰陽道に対する知識の欠如を悔いて“史緒佳”にご教示願う“芹”の逞しさは健在で
ありながら“鷹雄”が指摘した彼女に対するある事実が今後どう影響するか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル