2020年07月01日

『董白伝 〜魔王令嬢から始める三国志〜2』

伊崎喬助 先生が贈る打擲幼女の覇道ファンタジー。第2巻は生き残りを懸け“劉備”陣営
の取り込みを画策する“董白”が思わぬ危機と遭遇して戦略の変更を余儀なくされます。
(イラスト:カンザリン 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518474


叔父たちの目論みとして皇帝“劉協”との結婚工作に担ぎ出される“董白”。当人に直接
拒否の姿勢を見せる開けっ広げな態度や、幼いながらも相国として力量を発揮する言動に
惹かれていく彼の機微が変化してく様が微笑ましい。彼女も罪作りな面白い女子のようで。

「反董白連合」の盟主を務める“袁紹”が攻勢に転じないことに業を煮やして“孫堅”が
勇み足を踏んだり、と緊迫した情勢が続く中で登場する武将たちがどことなくヘンなのも
相変わらず面白い。“張飛”が酒でやらかす被害者に“馬超”がならぬことを願うばかり。

内憂外患、人材不足、問題山積な局面を長安へ遷都する計画を逆手に叔父たちに、連合に
対して“董白”が一矢報いる展開は熱い。彼女なりに乱世を治める指針が固まったことで
“貂蝉”の目的は果たせるのか、増える敵の執念は打ち払えるか、続く展開が楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル