越水ナオキ 先生によるマンガ化が決定した、古宮九時 先生が贈る愛と呪いの一大叙事詩。
第5巻は“オスカー”の呪いを解いた“ティナーシャ”が女王に即位する顛末を描きます。
(イラスト:chibi 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/unnamed/321906000053.html 】
“ティナーシャ”が明かした「一年間だけの女王」という真意。“オスカー”がその心を
汲んでいの一番に提案したあの潔さに報われる思いがしました。精霊たちの反応も素敵で。
抱き寄せて安堵する顏、抱きしめられて恥じらう顏、chibi 先生の挿絵に萌え転がります。
邪神を招き敵意を露にする「セザル」、その中で暗躍する“ヴァルト”が言及する魔法球。
“オスカー”に呪いをかけた“沈黙の魔女”、彼女が明らかにする彼に纏わる過去の改竄。
「苗床事件」においても世界の外からの意志を感じさせるだけに嫌な予感が胸に残ります。
“トラヴィス”に付きまとう“ファイドラ”への対応に巻き込まれる“ティナーシャ”が
“オスカー”と夫婦喧嘩? を繰り広げる顛末は世界の修正力を見せつけられる気がして。
尊厳、いや、人の心に問いかける「最後の変革」とは何か。最終巻からも目が離せません。