二丸修一 先生が贈る大人気ヒロインレース。第4巻はドラマ「チャイルド・キング」で
芸能界から身を引き、今またそれを契機に新たな躍進を図る“末晴”の覚悟を描きます。
(イラスト:しぐれうい 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/osamake/322002000168.html 】
“末晴”の過去と今を結ぶドキュメンタリーとドラマの真エンディングを制作することで
“瞬”社長からの悪意をぶっ潰す。そう決めた彼を後押しする“哲彦”が密かにあざとく
目標に向かって動く中、「彼」からの推理に激昂してしまう点は不安要素が拭えない印象。
“真理愛”も転校してきて、ますます悪目立ちする群青同盟メンバー。三すくみの状況下、
秘策を胸に臨む“白草”が“末晴”との関係を押しきれなかったのが惜しい。“紫苑”の
あの一言が彼に予防線を張らせたのは今後にも響きそう。それにしても面白い子ですな。
パートナとして“末晴”との地位を確保した“真理愛”に安定感を覚えた後、“黒羽”が
ようやく本心をぶつけつつ提案してきた彼との「新しい関係」。これがまた狡猾というか、
揺さぶりを掛けられる方も羨ましくて実にけしからん訳で。次巻も目が離せない展開です。