2020年05月18日

『育ちざかりの教え子がやけにエモい』

鈴木大輔 先生が「ガガガ文庫」から贈る初めての作品はエモ×尊みラブコメ。14歳にして
異彩を放つ早熟な少女をあしらう教師、お隣さんな距離感で複雑な2人の関係を描きます。
(イラスト:DSマイル 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518436


「男子、三日会わざれば刮目して見よ」と言うが、10年もあれば女は化ける。“達也”が
家族ぐるみで交流のあるお隣さんの娘“ひなた”の世話を続けて、いつしか彼女の担任を
務める間柄に。思わせぶりな言動を繰り返す彼女を前に彼は教師として覚悟を決める──。

気さくに話しかけてくれる“ひなた”に憧れを抱く内気な“美優”。彼女の気高さを胸に
刻まれた先輩の“海斗”。性的にも進んでいると噂される彼女の恋愛に興味を示す級友の
“菜月”と“彩夏”。様々な評価を経て醸成される彼女の特異性、不穏な空気が印象深い。

そして“ひなた”を巡って起こる騒動と、その解決に至る顛末を見ても“達也”が彼女を
教職としてベストを尽くす対象と見定める、軸のぶれない考え方に感心と興味が沸きます。
彼と“明日香”との関係や、“ひなた”が見つけた「何か」を見守りたいと思う作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル