2020年04月29日

『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2』

佐伯さん 先生が贈る甘く焦れったい恋の物語。イラストレーターを変更して刊行を迎えた
第2巻は“周”と居たい“真昼”に対しその好意を図りかねる彼、各々の機微を描きます。
(イラスト:はねこと 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815603274.html
https://ncode.syosetu.com/n8440fe/


“樹”たち友人まわりだけでなく、すでに“周”の両親にも公認とも言える“真昼”との
密接な関係。“周”にだけはスキだらけの言動を見せる彼女の愛らしさは増すばかりです。
はねこと 先生が描く彼女の様々な姿もまた乙というもので。ひとまず安心いたしました。

最初から他人と距離を置いて居たい訳じゃない。でも「あの頃」を思うと伸ばす手も鈍る。
“真昼”からの好意に気付かないワケじゃない“周”にも、そしてようやく彼女にも色々
思うところがある背景も直接的に見えてきて、物語に対する納得感が増したのもまた事実。

「一人じゃない」ということを“真昼”に対して言葉で、態度で示した“周”の男気を
買いつつ、それでも頑なな彼の心を彼女が解きほぐしてくれるのはそう遠くない未来だと
信じることのできる流れかと。彼女がどんなジョブチェンジを果たすのか、興味津々です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル