葵せきな 先生が贈る、こじらせゲーマーたちのすれ違い青春ラブコメ短編集。第3巻は
個別のIFルートや書き下ろし特別エピローグを収録し、シリーズの完全完結を飾ります。
(イラスト:仙人掌 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/201503gamers/321812000684.html 】
どう仲良くなりたいかを探る姿がこそばゆい“千秋”。どこまでも自然体な“亜玖璃”。
まだまだコンシューマ版止まりの“心春”。意外にベストパートナーな予感の“新那”。
思い思いの“景太”に対する「好き」が感じられるIFルートだけでもご馳走感に溢れて。
更にそれを「恋愛シミュレーションゲーム」として自分なりに昇華した“千秋”の一手。
“霧夜”に対しさりげなくフォローの手を回すあたりに抜け目のなさを感じさせながら
彼女の見解をゲームを通じて、「ゲーマーズ!」を使って“景太”に示す一幕は印象的。
私立碧陽学園生徒会の雰囲気を“景太”たちに味わわせる手法もイマドキで、その過程
やら落とし所やらは“杉崎”が絡むからこそ、と言える楽しさがあります。シリーズも
これで全て終わるとなると寂しい想いが募ります。葵 先生が挑む次回作に期待します。