柚木N' 先生によるコミック連載も始まった 赤城大空 先生が贈るアツくて淫らな退魔活劇。
第6巻は攫われた“槐”が自分を責め続け、パーツに侵食されて暴走する顛末を描きます。
(イラスト:魔太郎 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518337 】
パーツに取り憑かれた者の末路。いわゆる悪堕ちした“槐”が放つ感度三千倍弾の威力が
可笑しくもあり、恐ろしくもあり。霊級格7という未曽有の事態に十二師天の“晴親”が
奇しくも「あたしを殺して」と絶叫する彼女の意に沿う形で討伐を決めるのも無理はなく。
“ミホト”の「絶頂除霊で“槐”を救える」という発言を頼りに、命令違反する“晴久”。
そんな彼の愚行を諭すべく立ちはだかる“楓”。彼女が強くあたる姿、胸に抱く悔恨の念。
それもまた“槐”と同じく、相手を気遣える優しさを持つ証左とも言えるのではないかと。
感度三千倍弾がバトルでも熱く作用し、緊迫の度合いが高まる思いがけない展開は見所で。
そんな場面でも「ち、違うの!」と“美咲”が“晴久”へアプローチするあたりは見事で。
“アンドロマリウス”も埒外の流れや思わず暴走した「彼女」の動向から目が離せません。