夏西七 先生によるコミック連載も始まった、友麻碧 先生が贈る本格ファンタジー作品。
第2巻は救世主の守護者となる“マキア”が“アイリ”たちとの距離感に頭を悩ませます。
(イラスト:雨壱絵穹 先生)
【 https://lbunko.kadokawa.co.jp/product/maydare/321904000218.html 】
【 https://ncode.syosetu.com/n3862be/ 】
そもそも、なぜ“マキア”は守護者になったのか。その謎が“アイリ”の命を狙う犯人の
悲しいエピソードと、裏から糸を引く黒幕の存在に気付かせる印象深い話の構成で面白い。
冤罪事件に発展した一連の騒動にも徹底抗戦の構えを見せる“マキア”の強さが光ります。
メイデーアのことを、そこで救世主としてチヤホヤされる存在であることに満足している
“アイリ”が“マキア”をどう思うかは推して知るべしで、“マキア”も実に報われない。
その頑なな姿勢を“マキア”が切り札を使って崩しにかかるあの即断は素直に驚きました。
偶然にも同じ立ち位置になった“トール”が“マキア”と再び良い雰囲気を見せてくれる
描写の数々には安堵感を覚えます。そんな2人を見て“アイリ”が負の感情を抱く様子も
気になりますが、あの殺意をこの世界でも見せつける引き具合に続刊も期待が高まります。
2020年04月02日
2020年04月01日
『友達の妹が俺にだけウザい4』
三河ごーすと 先生が贈るいちゃウザ青春ラブコメ。ドラマCD付き特装版が同時発売となる
第4巻は“菫”が教師として、イラストレーターとしてどう生きていくのかを見定めます。
(イラスト:トマリ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815604806.html 】
“真白”が“菫”に見せた本当の姿。そして彼女が祖父“鉱”にさらけ出された今の立場。
両者にとって目まぐるしい展開にハラハラしっぱなしでも雨降って地固まるな、落とし所。
色々な意味で面白い展開になってきたな、と感じさせてくれます。“鉱”の存在も含めて。
「縁結び」の儀式を経ていやが上にも距離感を見つめ直すことになる“明照”と“彩羽”。
「巻貝先生」の扱いに絡んで“カナリア”から「5階同盟」に対する発破をかけられる
彼が彼女との、更に彼女たちとの関係をも見つめ直すことになる話運びは興味深いものが。
今巻で妹らの関係が進展する様子をプラス思考で見守る“乙馬”が闇深い過去を匂わせる
描写が今後どう絡んでくるのか気になります。そしてエピローグでは総決算とも言うべき
引き具合で“真白”の立ち居振る舞いが問われる結果に、どう続いていくのか要注視です。
第4巻は“菫”が教師として、イラストレーターとしてどう生きていくのかを見定めます。
(イラスト:トマリ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815604806.html 】
“真白”が“菫”に見せた本当の姿。そして彼女が祖父“鉱”にさらけ出された今の立場。
両者にとって目まぐるしい展開にハラハラしっぱなしでも雨降って地固まるな、落とし所。
色々な意味で面白い展開になってきたな、と感じさせてくれます。“鉱”の存在も含めて。
「縁結び」の儀式を経ていやが上にも距離感を見つめ直すことになる“明照”と“彩羽”。
「巻貝先生」の扱いに絡んで“カナリア”から「5階同盟」に対する発破をかけられる
彼が彼女との、更に彼女たちとの関係をも見つめ直すことになる話運びは興味深いものが。
今巻で妹らの関係が進展する様子をプラス思考で見守る“乙馬”が闇深い過去を匂わせる
描写が今後どう絡んでくるのか気になります。そしてエピローグでは総決算とも言うべき
引き具合で“真白”の立ち居振る舞いが問われる結果に、どう続いていくのか要注視です。