2020年03月30日

『プロペラオペラ2』

犬村小六 先生が贈る恋と空戦のファンタジー。第2巻は“カイル”の魔手に対抗すべく
飛行戦艦「飛廉」を駆り敵国に臨む“イザヤ”を自身の手腕で“クロト”が手助けします。
(イラスト:雫綺一生 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518344


まず「あらすじ」がお見事。自然に2巻を読み進められる導入に繋がっていたと思います。
軍上層部にも食って掛かる“クロト”に頭を悩ませる“イザヤ”。彼に疑念を抱く彼女を
口絵にもある“ユーリ”が良い感じにかき回してくれました。今後の活躍に注目したい所。

また、今巻で“速夫”が司令官付き従兵となったことにより、この物語を一般人の視点で
描くことができて話に深みと幅が増したと感じます。コミカル、シリアス両面においても。
色々と気苦労の絶えない“ミュウ”を含めて、周囲を支える存在になることを願うばかり。

敵国戦艦「ヴェノメナ」に対し、慢心する軍上層部のせいで沈みゆく「長門」らを何度も
自分たちの正しさを貫き通し“クロト”たちが命を懸けた大一番。「飛廉」の冒頭解説を
絶妙に活かした戦闘描写は必見。熱量が半端じゃない。続刊への引きも期待が膨らみます。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル