2020年03月24日

『豚のレバーは加熱しろ』

逆井卓馬 先生の「第26回電撃小説大賞・金賞」受賞作。異世界に豚として転生した青年が
人の心を読む少女が命を狙われる危機から守るべく、不自由な姿で大冒険を繰り広げます。
(イラスト: 遠坂あさぎ 先生)

https://dengekibunko.jp/product/butaliver/321910000142.html


豪族の小間使いとして仕える美少女“ジェス”。主人に暇をもらい帝都に向かう必要がある
彼女に世話になった“俺”は同行することを決めた。豚の姿で。全ての元凶、豚のレバーを
生食した事を悔いる冴えない理系オタクの豚に何が出来るか、不自由な身で考えながら──。

“ジェス”が主人公の考えていることを、少々やましいことも感じ取っても嫌がることなく
サービスシーンすら見せてしまう彼女がけなげで愛おしい。その彼女が命を狙われる要因、
「イェスマ」という種族とは何か、そもそもなぜ彼女は帝都を目指すのか、謎は尽きません。

主人公が持てる知識を駆使し、彼女に迫る危機を振り払い、謎に迫る過程で話の構成要素が
次々と繋がっていく展開に惹かれます。帝都に何が待ち受けているのか、主人公は元の世界
に戻れるのか、結末も興味深い引き具合で続きが気になります。お薦めできるシリーズです。

posted by 秋野ソラ at 01:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル