2020年03月13日

『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!10』

海空りく 先生が贈る異世界革命譚。第10巻は“桂音”の裏切りを利用して理想の国を築く
“リンドヴルム”に対し過ちを正すため“司”が最後の一手を仕掛ける最終巻となります。
(イラスト:さくらねこ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815605346.html


「君のしている事は必ず失敗する」。過去に負った心の傷の深さゆえに人が持つ「欲」を
疾患と捉え根絶に務める“桂音”にそう断言する“司”。施術された“勝人”や“林檎”
が“司”の正しさを証明する中、特に彼女を止める“クマウサ”の姿は目頭にきました。

“桂音”以上に“リンドヴルム”へ物申したい“司”が「万国博覧会」を開くその狙い。
超人王が訝しむのも無理はない中、「欲」のくびきからまだ逃れられない人の業を突く
施策の数々は考えさせられるものがあります。こちらも約束された「失敗」と言えます。

そんな失敗を目にした“司”が自分の持つ「欲」に気付かせてくれた“リルル”へその
想いを告げる場面は「ようやくこの時が来たか」と胸をなでおろす瞬間でもありました。
大切なもののため忠実に異世界を駆け抜けた超人高校生たちに幸あれ、な幕引きでした。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル