2020年03月05日

『妹さえいればいい。14』

平坂読 先生が贈る大人気青春ラブコメ。第14巻は最愛の人との結婚生活を送る“伊月”が
小説家としての生き様をさらけ出す顛末や、周囲の人々のその後を描く最終巻となります。
(イラスト:カントク 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518283


「主人公になりたい」を超える作品はないものの、好評な作品を世に送り続ける“伊月”。
自身を超えるための鍵となるのは妻となった“和子”だが、彼女は3人の生活に満足して
“可児那由多”に戻る気配はなく。突破口となる“京”の狙いがドンピシャなのが流石で。

結果として映えある賞を受賞し、スピーチの場に登壇する“伊月”が世界中の主人公へ、
もしくは主人公候補たちへ向けて放った一言はまさに鮮烈。カントク先生の挿絵も印象的。
彼の周囲もうまく纏まったり混迷を極めたりしていて「らしさ」に溢れているのもお見事。

巻末に収録の番外編「青い小鳥たち」は、そんな主人公たちの次の世代を中心とした物語。
これは続きが読みたくなるほどの完成度を持った内容で何と言うかズルくてもったいない。
次回作も決まった模様ですので完結を祝いつつ、その刊行を楽しみに待ちたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル