2020年03月04日

『宝石吐きのおんなのこ10 〜ちいさな宝石店の紡ぐ未来〜』

なみあと 先生が贈るファンタジーノベル。第10巻は騒動が収束し、リアフィアット市へと
戻ってきた“クリュー”が体質の変化を見据え“スプートニク”共々ある決意を固めます。
(イラスト:景 先生)

https://amzn.to/2T8d9sw


“ソアラン”が「魔法少女ナギたん」として憂さ晴らしをするのも、全てを知ってもなお
“イラージャ”が果敢に彼を追い詰めようとするのも、そんな彼女を“ファンション”が
焚きつけるのも、愛おしい日常の一つなのだと再認識。彼には災難な話でしょうけれども。

「おかえりパーティ」を前に“ユキ”として“スプートニク”に、そして“クリュー”に
接してきた彼女が明かす胸の内。激情に駆られて露にする妬ましさ、その先にある達成感。
学ぶべきことが山積する“クリュー”がその想いをどこまで汲めたのかは推して知るべし。

例え宝石吐きの能力がなくても“クリュー”の帰る場所は「スプートニク宝石店」であり、
その店主の傍にある。約束された未来を予感させるエピローグには感慨深さもひとしおで。
無事の完結を祝い、なみあと先生のご清祥を祈念しつつ、次回作に期待を寄せる次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル