「2ちゃんねる」のやる夫を主人公とするAA作品スレッド「やる夫スレ」から傑作が書籍化。
間孝史 先生が贈る第2巻は、“若葉”が罰ゲームの恋愛をどう清算するかが求められます。
(イラスト:桃餅 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/asahinawakaba/321908000673.html 】
「嘘を吐き通したまま、今まで通り付き合えるのなら」咎めない“亮一”が放つ言葉の刃。
幸福の絶頂から絶望の淵に追い込み、自暴自棄になる“若葉”の転落ぶりは身から出た錆
とは言え見るに堪えないほど。「ゲーム」のことがあるので同情はしかねるのですけど。
そんな2人のやり取りを密かに耳にしてしまった“晴斗”がとった行動がまた泣かせる。
過去に虐げられた経験を持つがゆえ、としてもここまで「いいひと」になれる彼の懐の
深さには敬服すら覚えるほどでした。本当に“若葉”は良き伴侶を選んだと言えるかと。
“亮一”を始めとする友人勢もまた素晴らしい立ち回りぶりでした。いい仲間たちです。
幸せいっぱいなエピローグを経て、“晴斗”視点で“若葉”との恋の始まりを描く挿話
でもまた彼の生き方、その軸を知ることができます。最後までお見逃しのないように。