2020年01月12日
「好きなライトノベルを投票しよう!! 2019年下期」エントリー
AGI -アギ- バーチャル少女は恋したい
【19下ラノベ投票/9784049125672】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186533368.html
数字で救う! 弱小国家(4) 平和でいられる確率を求めよ。ただし大戦争は必須であるものとする。
【19下ラノベ投票/9784049126716】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186310213.html
子守り男子の日向くんは帰宅が早い。(2)
【19下ラノベ投票/9784041083765】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186275005.html
生徒会探偵キリカS1
【19下ラノベ投票/9784065171707】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186923244.html
プロペラオペラ
【19下ラノベ投票/9784094518122】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186639092.html
戦うパン屋と機械じかけの看板娘(10)
【19下ラノベ投票/9784798620459】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186790340.html
魔術破りのリベンジ・マギア 7.再臨の魔人と魔術破りの逆襲術士
【19下ラノベ投票/9784798619965】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186546626.html
Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て
【19下ラノベ投票/9784049123814】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186596805.html
由比ガ浜機械修理相談所
【19下ラノベ投票/9784049126624】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186516800.html
レイジングループ REI-JIN-G-LU-P 7 不在の神
【19下ラノベ投票/9784065178386】
→ 感想記事: http://njmy.sblo.jp/article/186745260.html
◆ 好きなライトノベルを投票しよう!! - 2019年下期
https://lightnovel.jp/best/2019_07-12/
2020年01月10日
『裏世界ピクニック 4──裏世界夜行』
宮澤伊織 先生が贈る女子ふたり怪異探検サバイバル・ストーリー。第4巻は“冴月”を
信仰する団体の拠点を調査する過程で“空魚”と“鳥子”の関係に変化が見え始めます。
(イラスト:shirakaba 先生)
【 https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014409/shurui_3/page1/order/ 】
「あの牧場の件」で“汀”にある事実を隠しながら2人だけの活動拠点を確保しにかかる
“空魚”の強かさと共に、彼女に対する依存というか好意の高まりを見せ始める“鳥子”。
のっけから怪しい雰囲気を見せ始める2人の関係に注目です。タイトルの読ませ方が巧妙。
「隣の部屋のパンドラ」「招きの湯」と続いて“鳥子”の様子がますます怪しくなる展開
に“空魚”が訝しむのもわかるというもので。裏世界的な現象としては“空魚”の過去が
少しずつ絡んでくる様子で、彼女の精神的な負荷の高まりを感じさせて心苦しいところで。
そして「裏世界夜行」では“冴月”が忌避していた夜間の裏世界探検に挑む2人。ここで
これまでの怪異、そして関係の積み重ねが爆発したというかやっちゃいましたな“鳥子”。
とりあえずはメリークリスマスですが、“空魚”の身の安全を祈りつつ次巻を待ちます。
信仰する団体の拠点を調査する過程で“空魚”と“鳥子”の関係に変化が見え始めます。
(イラスト:shirakaba 先生)
【 https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014409/shurui_3/page1/order/ 】
「あの牧場の件」で“汀”にある事実を隠しながら2人だけの活動拠点を確保しにかかる
“空魚”の強かさと共に、彼女に対する依存というか好意の高まりを見せ始める“鳥子”。
のっけから怪しい雰囲気を見せ始める2人の関係に注目です。タイトルの読ませ方が巧妙。
「隣の部屋のパンドラ」「招きの湯」と続いて“鳥子”の様子がますます怪しくなる展開
に“空魚”が訝しむのもわかるというもので。裏世界的な現象としては“空魚”の過去が
少しずつ絡んでくる様子で、彼女の精神的な負荷の高まりを感じさせて心苦しいところで。
そして「裏世界夜行」では“冴月”が忌避していた夜間の裏世界探検に挑む2人。ここで
これまでの怪異、そして関係の積み重ねが爆発したというかやっちゃいましたな“鳥子”。
とりあえずはメリークリスマスですが、“空魚”の身の安全を祈りつつ次巻を待ちます。
2020年01月09日
『お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。4』
凪木エコ 先生が贈る青春ラブコメ。第4巻は文化祭に向けてクラスの出し物への協力度
を競う強制イベントに巻き込まれてもおひとり様を貫き通す“春一”の生き様を描きます。
(イラスト:あゆま紗由 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/201808ohitorisama/321812000011.html 】
“春一”に勝ちたいとムキになって勝負を挑み続ける“美咲”。無理をしてでも勝ちに
こだわる彼女が体を壊す前に、おひとり様としてのエゴを貫く形でドクターストップを
かける場面は実に素直じゃない彼らしくて素敵。これは彼女じゃなくても惚れますわ。
勇み足で気持ちの整理がつかず気を遣いすぎる“羽鳥”も文化祭でのやり取りを通じて
“春一”のらしさに触れ、改めて想いが溢れ出す様子がこそばゆいほどに愛くるしい。
あと、彼女が「好きなものには自信を持つべき」とたしなめるあの場面も印象的です。
“美咲”が考える「勝ち」とは何だったのか。言わずもがな、と言える彼女の気持ちを
ギリギリまで気付いてやれない“春一”だからこそ「おひとり様」なのだと思える結末。
今巻が最終巻というのは惜しい気もしますが、凪木 先生の次回作に期待したい所です。
を競う強制イベントに巻き込まれてもおひとり様を貫き通す“春一”の生き様を描きます。
(イラスト:あゆま紗由 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/201808ohitorisama/321812000011.html 】
“春一”に勝ちたいとムキになって勝負を挑み続ける“美咲”。無理をしてでも勝ちに
こだわる彼女が体を壊す前に、おひとり様としてのエゴを貫く形でドクターストップを
かける場面は実に素直じゃない彼らしくて素敵。これは彼女じゃなくても惚れますわ。
勇み足で気持ちの整理がつかず気を遣いすぎる“羽鳥”も文化祭でのやり取りを通じて
“春一”のらしさに触れ、改めて想いが溢れ出す様子がこそばゆいほどに愛くるしい。
あと、彼女が「好きなものには自信を持つべき」とたしなめるあの場面も印象的です。
“美咲”が考える「勝ち」とは何だったのか。言わずもがな、と言える彼女の気持ちを
ギリギリまで気付いてやれない“春一”だからこそ「おひとり様」なのだと思える結末。
今巻が最終巻というのは惜しい気もしますが、凪木 先生の次回作に期待したい所です。
2020年01月08日
『教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 6時間目』
さがら総 先生が贈る年の差四角関係お仕事ラブコメ。第6巻は塾の夏期講習を目前にして
退塾するという“凛”の問題を解決するため“天神”がある特別講座の開講を目論みます。
(イラスト:ももこ 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/oshiego-kyohaku/321907000785.html 】
“凛”の母親を家庭訪問し、その帰りに同じクラスの“楓”の母親からも話を聞いた所で
両家の親同士に妙な確執があることを察した“天神”。その彼に“凛”が渡したメモには
“楓”を蔑む発言を連投するSNSアカウントが記されており、問題の根の深さが窺えます。
そこで彼女たちに向けてネットマナー講座を設けた“天神”がまず講師に招いた“冬燕”
には反面教師となる事実を突きつけて、続いて呼んだ“星花”にはその類稀なる精神的な
強さを見せつけられ、思いがけない犯人の判明に繋がる展開は示唆に富むものがあります。
「ヤヤはヤバい、略してヤヤヤバ」と“天神”に言わしめる“夜弥”の意味深長な行動が
目に付く今巻。かねてより“星花”の息を止める悲願の作品を彼女が書き上げたその時、
彼は教師として、そして作家として2人に向き合う覚悟をどう示してくれるのか注目です。
退塾するという“凛”の問題を解決するため“天神”がある特別講座の開講を目論みます。
(イラスト:ももこ 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/oshiego-kyohaku/321907000785.html 】
“凛”の母親を家庭訪問し、その帰りに同じクラスの“楓”の母親からも話を聞いた所で
両家の親同士に妙な確執があることを察した“天神”。その彼に“凛”が渡したメモには
“楓”を蔑む発言を連投するSNSアカウントが記されており、問題の根の深さが窺えます。
そこで彼女たちに向けてネットマナー講座を設けた“天神”がまず講師に招いた“冬燕”
には反面教師となる事実を突きつけて、続いて呼んだ“星花”にはその類稀なる精神的な
強さを見せつけられ、思いがけない犯人の判明に繋がる展開は示唆に富むものがあります。
「ヤヤはヤバい、略してヤヤヤバ」と“天神”に言わしめる“夜弥”の意味深長な行動が
目に付く今巻。かねてより“星花”の息を止める悲願の作品を彼女が書き上げたその時、
彼は教師として、そして作家として2人に向き合う覚悟をどう示してくれるのか注目です。
2020年01月07日
『朝比奈若葉と○○な彼氏2』
「2ちゃんねる」のやる夫を主人公とするAA作品スレッド「やる夫スレ」から傑作が書籍化。
間孝史 先生が贈る第2巻は、“若葉”が罰ゲームの恋愛をどう清算するかが求められます。
(イラスト:桃餅 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/asahinawakaba/321908000673.html 】
「嘘を吐き通したまま、今まで通り付き合えるのなら」咎めない“亮一”が放つ言葉の刃。
幸福の絶頂から絶望の淵に追い込み、自暴自棄になる“若葉”の転落ぶりは身から出た錆
とは言え見るに堪えないほど。「ゲーム」のことがあるので同情はしかねるのですけど。
そんな2人のやり取りを密かに耳にしてしまった“晴斗”がとった行動がまた泣かせる。
過去に虐げられた経験を持つがゆえ、としてもここまで「いいひと」になれる彼の懐の
深さには敬服すら覚えるほどでした。本当に“若葉”は良き伴侶を選んだと言えるかと。
“亮一”を始めとする友人勢もまた素晴らしい立ち回りぶりでした。いい仲間たちです。
幸せいっぱいなエピローグを経て、“晴斗”視点で“若葉”との恋の始まりを描く挿話
でもまた彼の生き方、その軸を知ることができます。最後までお見逃しのないように。
間孝史 先生が贈る第2巻は、“若葉”が罰ゲームの恋愛をどう清算するかが求められます。
(イラスト:桃餅 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/asahinawakaba/321908000673.html 】
「嘘を吐き通したまま、今まで通り付き合えるのなら」咎めない“亮一”が放つ言葉の刃。
幸福の絶頂から絶望の淵に追い込み、自暴自棄になる“若葉”の転落ぶりは身から出た錆
とは言え見るに堪えないほど。「ゲーム」のことがあるので同情はしかねるのですけど。
そんな2人のやり取りを密かに耳にしてしまった“晴斗”がとった行動がまた泣かせる。
過去に虐げられた経験を持つがゆえ、としてもここまで「いいひと」になれる彼の懐の
深さには敬服すら覚えるほどでした。本当に“若葉”は良き伴侶を選んだと言えるかと。
“亮一”を始めとする友人勢もまた素晴らしい立ち回りぶりでした。いい仲間たちです。
幸せいっぱいなエピローグを経て、“晴斗”視点で“若葉”との恋の始まりを描く挿話
でもまた彼の生き方、その軸を知ることができます。最後までお見逃しのないように。