鹿角フェフ 先生の「小説家になろう」投稿作が書籍化。大好きなファンタジーSLGに似た
世界へ転生した少年が、邪悪属性文明を率いる邪神として生き抜いていく顛末を描きます。
(イラスト: じゅん 先生)
【 https://gcnovels.jp/book/b597.html 】
【 https://ncode.syosetu.com/n8760ei/ 】
最も愛したゲーム「Eternal Nations」にて最も扱いが難しい文明「マイノグーラ」で1位
に輝く“イラ=タクト”として名を馳せた“拓斗”。18歳で命を落とした彼が気がつくと
その世界にいて、相棒の“アトゥ”もいてくれるとなれば建国に挑むしかないワケで──。
コミュニケーション能力に難ある“タクト”を“アトゥ”がサポートしたりしなかったり
するやり取りが面白く、迫害を受けたダークエルフたちが彼らの拠点とする森に身を寄せ
徐々に発展を遂げていく過程が楽しい。挿絵がダークな雰囲気に合致していてまた良い。
“拓斗”たちが居る世界では彼らの邪悪属性とは対極の善属性が二大国家を形成しており
その劣勢をどう崩していくのかが目下気になる所。北方州騒乱で何が起こっているのか、
“アトゥ”が誇示する容赦の無い強さに惚れ惚れしつつ、次巻以降の展開に期待します。