シリーズ累計100万部を突破した、北山結莉 先生が贈る異世界転生譚。第15巻は復讐を
果たした“リオ”の言動を目にして、王女姉妹が彼とのわだかまりを解いていきます。
(イラスト/Riv 先生)
【 http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/877.html 】
出会いのこと、そして学園で起きた冤罪のこと。“クリスティーナ”と“フローラ”が
“ハルト”というか“リオ”に対する認識を改めてくれて溜飲が下がる思いがしました。
2人が詫びを入れても礼を尽くしても達観し続ける彼の振舞いに只々圧倒されるばかり。
“ルシウス”との関係を断ち切った“リオ”をしつこく取り込もうとする“デュラン”。
女性以外の好感度も一部上げていく彼を見て「またヘンな男に付きまとわれているな」と
思わず苦笑い。暗躍が続く“レイス”の思惑をまだ振り切れないのがもどかしい所ですが。
王女二人を国に送り届ける“リオ”の気苦労とは別に頭を悩ませるのが“リーゼロッテ”。
“弘明”の勘違いっぷり、ここに極まれり。彼女の毅然とした態度、そして“リオ”に
劣等感を覚える“弘明”が今後どう暴走するのか。勇者の当て馬っぷりが心配になります。