真代屋秀晃 先生が贈るチートスキル少年の「一撃解決」事件簿。第2巻は名探偵、宇宙人、
魔法少女との超常バトルを繰り広げつつ“武流”が理想とする日常と青春を追い求めます。
(イラスト:葉山えいし 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/321906000024.html 】
廃墟と化した山のペンションにまつわる都市伝説、紗姫の風邪を片付けて遂に“武流”が
目にする謎の怪人と魔法少女“ファム”の挿話。そこで高校生探偵“明智”にあらぬ疑い
を掛けられるあたりは彼もツイてないというか、人徳の為せる業というか。面白いもので。
魔法少女“ファム”の正体は“武流”も薄々気づいていたものの、いざ直面すると胸中は
複雑なもので。そこに彼のチートスキルに目をつけた“バージンスノウ”なる人物の能力
に防戦一方となったり、心身ともに傷を負う展開は痛ましく、また切なさを感じさせます。
“武流”と戦わなければならない、過去の悲劇に裏打ちされた“ファム”の悲愴な覚悟。
その強い意志を汲んだ彼が“バージンスノウ”へ叩きつける拳と決め台詞に、爽快感とは
別次元の何かを覚えます。彼女が保つ精一杯の距離感、縮まってほしいと願うばかりです。
2019年11月28日
『勇者様が友達になりたそうにこちらを見ている!2』
機村械人 先生が贈る村人Aと勇者様の学園交遊録。第2巻は“莉央”と結婚すべく異世界
からきた皇子の猛烈なアプローチに巻き込まれる“和人”の立ち居振る舞いを描きます。
(イラスト:桝石きのと 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815603731.html 】
竜騎士“ゾルダ”の登場と、上から目線な発言にあたふたする“莉央”。思わず間に入る
“和人”をぞんざいに扱ったり、あまつさえ楽しみにしていた2人の時間も邪魔されたり
したとあっては皇子であろうと好感度ダダ下がりになるのは彼女らしくて分かりやすい。
流石に“和人”の存在を無視できず、暗殺者“ウール”を調査、対応に向かわせる皇子の
思惑が「“莉央”の友達を増やしてあげたい」という彼の親切心だけでズレていく展開は
見ていて楽しいもので。不死族“ネグロ”の誤解を解いたり、と功績が続くのも興味深い。
思わず嫉妬したりする“莉央”の愛らしさ、強引な手段に出る“ゾルダ”と対峙する強さ。
険悪なままで終わるかのような展開を“和人”がどう丸め込むか、ここは見てほしい所で。
夏休みを目前にして静かに期待を寄せる彼女の願望を受け止めきれるか次巻も楽しみです。
からきた皇子の猛烈なアプローチに巻き込まれる“和人”の立ち居振る舞いを描きます。
(イラスト:桝石きのと 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815603731.html 】
竜騎士“ゾルダ”の登場と、上から目線な発言にあたふたする“莉央”。思わず間に入る
“和人”をぞんざいに扱ったり、あまつさえ楽しみにしていた2人の時間も邪魔されたり
したとあっては皇子であろうと好感度ダダ下がりになるのは彼女らしくて分かりやすい。
流石に“和人”の存在を無視できず、暗殺者“ウール”を調査、対応に向かわせる皇子の
思惑が「“莉央”の友達を増やしてあげたい」という彼の親切心だけでズレていく展開は
見ていて楽しいもので。不死族“ネグロ”の誤解を解いたり、と功績が続くのも興味深い。
思わず嫉妬したりする“莉央”の愛らしさ、強引な手段に出る“ゾルダ”と対峙する強さ。
険悪なままで終わるかのような展開を“和人”がどう丸め込むか、ここは見てほしい所で。
夏休みを目前にして静かに期待を寄せる彼女の願望を受け止めきれるか次巻も楽しみです。
2019年11月27日
『三角の距離は限りないゼロ4』
岬鷺宮 先生が贈る不思議な三角関係恋物語。第4巻は“秋玻”から突如別れを告げられた
“矢野”のどこかおかしい雰囲気を彼女たちが、友人たちが修学旅行の間に回復を図ります。
(イラスト:Hiten 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/zerokyori/321906000046.html 】
“春珂”と“秋玻”、両者ともに恋心は譲らないと意気込むのに対してどこか気が抜けた
言動を見せ続ける“矢野”。楽しみな修学旅行に向けたグループ分けでも2人と“矢野”
とで別々になってしまうなど、前途多難な二泊三日の旅に不安を覚えずにはいられません。
原因を探るのもさることながら“矢野”との距離を縮め直そうとする“春珂”と“秋玻”
が見せる健気な努力の数々と、その報われなさがどこか滑稽で、そして痛ましくもあって。
旅行前に“古暮”が“秋玻”に言った「元カノ」としての繋がりが重くのしかかります。
一方で“霧香”の言葉を受けて自分を見失い続けてきた“矢野”が気付いた、“秋玻”が
他を優先して押さえつけていた願望。自分たちの立ち位置を、そして関係を見直すための
「提案」がもたらす先にあるのは何か。思いがけない一縷の希望の行く末を追いかけます。
“矢野”のどこかおかしい雰囲気を彼女たちが、友人たちが修学旅行の間に回復を図ります。
(イラスト:Hiten 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/zerokyori/321906000046.html 】
“春珂”と“秋玻”、両者ともに恋心は譲らないと意気込むのに対してどこか気が抜けた
言動を見せ続ける“矢野”。楽しみな修学旅行に向けたグループ分けでも2人と“矢野”
とで別々になってしまうなど、前途多難な二泊三日の旅に不安を覚えずにはいられません。
原因を探るのもさることながら“矢野”との距離を縮め直そうとする“春珂”と“秋玻”
が見せる健気な努力の数々と、その報われなさがどこか滑稽で、そして痛ましくもあって。
旅行前に“古暮”が“秋玻”に言った「元カノ」としての繋がりが重くのしかかります。
一方で“霧香”の言葉を受けて自分を見失い続けてきた“矢野”が気付いた、“秋玻”が
他を優先して押さえつけていた願望。自分たちの立ち位置を、そして関係を見直すための
「提案」がもたらす先にあるのは何か。思いがけない一縷の希望の行く末を追いかけます。
2019年11月26日
『友達の妹が俺にだけウザい3』
シリーズ累計10万部を超え、ドラマCD化が決定した 三河ごーすと 先生のいちゃウザ青春
ラブコメ。第3巻は“菫”と“明照”の結婚騒動の顛末と、揺れる周囲の機微を描きます。
(イラスト:トマリ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815604271.html 】
捏造ラブラブ写真を撮るためにウザ絡みする“菫”をあしらいつつ買い物に出かけたりと
青春を謳歌していると言えなくもない“明照”。“彩羽”や“真白”もそんな2人の様子
を見逃せないワケがなく。そんなドタバタぶりを見ているのは何とも楽しいというもので。
夏を満喫するはずの「5階同盟」メンバーが訪れた“菫”の故郷。物思わしい様相の中で
行われる伝統行事、カップリング成約率100%と言われる「縁結びの儀」。謎の儀式すら
“明照”にとってウザさを見せつけてくるあたりは女難かも知れませんがそこで引くとは。
色々と切羽詰まった“真白”が意外な角度から「5階同盟」との関係を見つめ直す契機を
得たのも話の転換点としては注目したい所。“音井”のあの気付きが今後に影響するのか
否かも気になります。“翠”が見せた動揺は好ましいのでぜひ引っ掻き回してほしいです。
ラブコメ。第3巻は“菫”と“明照”の結婚騒動の顛末と、揺れる周囲の機微を描きます。
(イラスト:トマリ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815604271.html 】
捏造ラブラブ写真を撮るためにウザ絡みする“菫”をあしらいつつ買い物に出かけたりと
青春を謳歌していると言えなくもない“明照”。“彩羽”や“真白”もそんな2人の様子
を見逃せないワケがなく。そんなドタバタぶりを見ているのは何とも楽しいというもので。
夏を満喫するはずの「5階同盟」メンバーが訪れた“菫”の故郷。物思わしい様相の中で
行われる伝統行事、カップリング成約率100%と言われる「縁結びの儀」。謎の儀式すら
“明照”にとってウザさを見せつけてくるあたりは女難かも知れませんがそこで引くとは。
色々と切羽詰まった“真白”が意外な角度から「5階同盟」との関係を見つめ直す契機を
得たのも話の転換点としては注目したい所。“音井”のあの気付きが今後に影響するのか
否かも気になります。“翠”が見せた動揺は好ましいのでぜひ引っ掻き回してほしいです。
2019年11月25日
『エロマンガ先生(12) 山田エルフちゃん逆転勝利の巻』
伏見つかさ 先生が贈る新たなる兄妹ラブコメディ。第12巻は恋人同士となった“紗霧”と
“マサムネ”の関係に颯爽と割込みを掛けてくる“エルフ”の秘策とその真意を問います。
(イラスト:かんざきひろ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/eromanga/321907000704.html 】
“紗霧”から“マサムネ”を奪う、なんて道を選ぶわけがない、とするならば“エルフ”の
恋に勝利する条件とは何か。2人のみならず読み手すら困惑する闖入者の手段、“紗霧”の
女子力を上げてみたり、同人誌作成に乗り出したりするのは楽しんでいるだけではないのか。
ギスギスもギクシャクもすることなく、理想に向かって邁進する三者三葉の楽しすぎる日々。
そんな雰囲気を突如として崩しにかかる“エルフ”の母来訪と、その驚愕するしかない目的。
助けられながらも彼女の家にお泊りするほど成長を見せる“紗霧”に思わず動揺が走ります。
“アルミ”が語る“エルフ”のお家事情。頑なな姿勢を示す母親の価値観。何が出来るわけ
でもない“マサムネ”が彼女の置かれた状況をどう見据えるか。思いがけない対峙の果てに
見せた“エルフ”の「回答」は彼女らしくて天晴で。2人のライバルにふさわしい逸材です。
“マサムネ”の関係に颯爽と割込みを掛けてくる“エルフ”の秘策とその真意を問います。
(イラスト:かんざきひろ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/eromanga/321907000704.html 】
“紗霧”から“マサムネ”を奪う、なんて道を選ぶわけがない、とするならば“エルフ”の
恋に勝利する条件とは何か。2人のみならず読み手すら困惑する闖入者の手段、“紗霧”の
女子力を上げてみたり、同人誌作成に乗り出したりするのは楽しんでいるだけではないのか。
ギスギスもギクシャクもすることなく、理想に向かって邁進する三者三葉の楽しすぎる日々。
そんな雰囲気を突如として崩しにかかる“エルフ”の母来訪と、その驚愕するしかない目的。
助けられながらも彼女の家にお泊りするほど成長を見せる“紗霧”に思わず動揺が走ります。
“アルミ”が語る“エルフ”のお家事情。頑なな姿勢を示す母親の価値観。何が出来るわけ
でもない“マサムネ”が彼女の置かれた状況をどう見据えるか。思いがけない対峙の果てに
見せた“エルフ”の「回答」は彼女らしくて天晴で。2人のライバルにふさわしい逸材です。