2019年09月16日

『わたしの知らない、先輩の100コのこと1』

兎谷あおい 先生の「小説家になろう」投稿作が書籍化。通学に使う駅が同じなだけの男女、
先輩と後輩が出会い、日々質問を交わし、互いを知り合っていく過程を描くラブコメです。
(イラスト:ふーみ 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/senpai100/321904000845.html
https://ncode.syosetu.com/n3707eg/


高校の通学に利用する電車は“慶太”しかいない。そんな寂しい彼を「せんぱい」と呼ぶ
少女が突如現れる。電車内で落とし物を拾ってくれた彼女は同じ利用者のよしみで1日1回
100個の質問を頂きます、と宣言してきた。彼は思う「この後輩、ぐいぐいくる」と──。

ふーみ 先生の描く“真春”が可愛いのに加えて、その言動もどこか憎めない愛らしさに
あふれています。名前を聞くことも質問に含まれるほど何も知らない2人がデートしたり
する展開に“慶太”が戸惑うのも無理はないかと思います。彼女の真意が読めないだけに。

「後輩ちゃん」そう呼ぶ“真春”と毎日顔を合わせることに悪い気はしないもののそれが
恋愛感情という実感はない“慶太”。生徒会長として「恋愛禁止の校則」を変えられるか、
そして100個の質問を終えたとき2人の関係はどうなっているのか、実に気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル