川上稔 先生が贈る新作は「AHEAD」と「GENESIS」を繋ぐ、神代の時代を描く新シリーズ。
1990年代の立川で学園生活を送る少年が、とある惑星の天地創造を担う顛末を描きます。
(イラスト:さとやす 先生(TENKY))
【 https://dengekibunko.jp/product/321902000159.html 】
夏休みをゲーム三昧で満喫する“住良木”。隣室に理想の巨乳な先輩が越してきて幸せな
彼がゲーム部の面々に導かれて挑むのはテラフォーミング。巨乳先輩と一緒でヤル気全開
の彼に突如“バランサー”と名乗るAIの啓示板が現れ、様々なネタバレを告げてきて──。
アイコンをつけて誰が発言しているかを明確にする見せ方。二段組に合わせた一言一言の
言葉の短さ。いわゆる「ノベルゲーム」を読むかのような可読性の高め方が特徴的な本作。
これまでのシリーズを踏まえて、物語を読ませるための進化を続けているのが窺えます。
何度も死んでは蘇る“住良木”の、この世界における存在感がゲーム部の面々に語られて
いくうちに神々の思惑、そして神話絡みの設定の妙が見えてきて興味津々といったところ。
約束された喧嘩を真っ向から受けるゲーム部たち、そして星づくりの行方を見守ります。