羽場楽人 先生が贈る幻想浪漫譚。第2巻は新たなスカルアトラスを探しに“クレイ”と
“アジュール”は海沿いの武装大国に赴き、巨大迷宮と国の陰謀と世界の真実に臨みます。
(イラスト:hou 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/skullatlas/321904000055.html 】
“ハクア”の結婚話を断るため、また“アジュール”の姉妹探しのため「ヴェトセラ」へ
向かう“クレイ”たち。旧人類の遺産が数多く出土するかの国から「ベルバ」再興のため
その技術力を借りたこともあって「貸し」を残したくない、という総意を担っての二人旅。
ちゃっかり化石発掘もしつつ「ヴェトセラ」の王に咎められることもなく穏便に事は済む
かと思えば第一王妃“レーティア”を巡る騒動に巻き込まれて牢屋入りする“クレイ”。
慌てて助けに来た“アジュール”に対して釈明する彼の発言一つ一つはなるほど感が強く。
しっかり“クレイ”を利用しにかかる“ファイゼル”の思惑を、“アジュール”と二人で
どう乗り越えるか。そして出会う新たなスカルアトラスを救えるのか。すべての先にある
結末にますます人としての道を外れていく“クレイ”の帰路に何が待つのか、楽しみです。