白鳥士郎 先生が贈る熱血将棋コメディ。ドラマCD付き限定特装版が同時発売となる第11巻
は心折れる“銀子”を“八一”が救えるか、2人の将棋のルーツを振り返りつつ問います。
(イラスト:しらび 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4815603786.html 】
ずっと負け続ける苦しさを味わい、死んだほうがまし、と自分の弱さを吐露する“銀子”。
そんな彼女を見て甘えるな、と「絶対に死ねる場所」へ連れ出す“八一”の真意は如何に。
読み終えてまず 白鳥 先生に感謝せざるを得ない2人の顛末には思わず安堵したものです。
幼少の折、“八一”から見た姉弟子の印象が年を経るごとにどう変わっていくか。対して
“銀子”から見た弟弟子に対して抱く存在感の移り変わっていくか。そこに2人の強さと
弱さの原点があることが分かるエピソードは必見と言えましょう。深く印象に残ります。
聡い“あい”にはごめんなさいをしつつ、“八一”が示した封じ手をもとに自分の弱さと
向き合い、追い詰め、そして将棋星人の住む星へと辿り着く“銀子”の強さにしびれます。
感想戦がまた色々あったぶんニヤリとするやりとりの数々で。次巻も待ち遠しいものです。