2019年07月23日

『友達の妹が俺にだけウザい2』

三河ごーすと 先生が贈るいちゃウザ青春ラブコメ。第2巻は“真白”の爆弾発言に揺れる
“明照”の心を、なぜか「5階同盟」の面々が更にかき回していく波乱の展開を描きます。
(イラスト:トマリ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815602772.html


「なまこ」としての作風が変わるのも、日常とLIMEとで見せる“真白”の態度が正反対で
あることも、“明照”が動揺するのは無理もなく。そんな彼の様子を見て“彩羽”がつい
ふくれっ面を見せる所に「5階同盟」や彼と彼女の思い入れのある関係が改めて窺えます。

“明照”の頭を悩ませるもう一つの要因、“菫”が顧問を務める部活の窮地が「紫式部」
としての活動にも悪影響を及ぼすとあって、部員たちにウザがられながらも全力で介入
していく姿勢が、やがて彼自身の悩みを解決に導く糸口につながる展開は今巻も魅せ所。

思わずドキッとさせられる“音井”の後押しを受け自分らしさを取り戻していく“明照”。
それに引きずられて覚悟完了をキメる“彩羽”。こうしてみると改めて2人が話の中心に
いることを再認識させられます。次なる爆弾発言にどう対処するか、続きも楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル