2019年07月03日

『友人キャラは大変ですか?7』

伊達康 先生が贈る名助演ラブコメ。第7巻は“シズマ”からの連絡が途絶えて動揺する
“一郎”たちを“キュウキ”陣営が襲撃し、物語の終局に向けて乱戦模様を繰り広げます。
(イラスト:紅緒 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094517958


「四神」「三姫」「魔神」の区別なく馴れ合いの関係が深まりグダグダな様子に危機感を
覚える“一郎”が、自分が考える「異能バトルストーリー」をどう進めていくか。彼の
ストーリープランナーとしてのセンスを暗に“キュウキ”から問われ続ける展開が見もの。

奈落城を守る“シズマ”を狙う“キュウキ”に対し“一郎”が実行に移した策が、次々に
陰の進行役として裏目に出ていく様子がコミカルで、あと時折見せる百合百合しい状況が
微笑ましくてニヨニヨします。“キュウキ”との衝突を前に全く緊張感を感じさせません。

“一郎”とは違うストーリープランナーとしての動きを示す“キュウキ”との筋書き対決、
すっかりポンコツ化した“龍牙”もみんなと力を合わせ大技を繰り出し、最終回のような
大団円に繋がるかと思いきや新たな敵、そして強烈な引き、とまだ予断を許さぬようです。

posted by 秋野ソラ at 00:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル