2019年06月18日

『ふしぎ荘で夕食を 〜幽霊、ときどき、カレーライス〜』

村谷由香里 先生の「第25回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞」受賞作。おんぼろな
シェアハウスで大学生活を送る青年がちょっと不思議で、そして切ない出来事に遭遇します。
(イラスト:ゆうこ 先生)

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「深山荘」に下宿する“七瀬”は大家の孫娘“夏乃子”に仄かな感情を抱きつつ、同居人
たちと穏やかな日々をすごしていたが、ある日、下宿先にまつわる幽霊の噂話を耳にする。
そんな折、夜更けに窓の外へ何かの気配を感じた彼は幽霊の視線と目が合ってしまい──。

“児玉”が見せる特殊な嗜好もアレですが、新しく引っ越してきた“沙羅”も意外な一面
を、それを言うと“夏乃子”も持っている「深山荘」の面々。騒動を機に不思議な事象に
巻き込まれる“七瀬”を見ているとプロローグで描かれた一面がフラッシュバックします。

「深山荘」に良くないものが棲みついているから祓うと訪れたある人物が物語を決定的に
動かしていき、「生地山神社」という重要スポットの意味を示されると驚かされますし、
物悲しくなるというものです。夕食に込められた様々な想い、ぜひ味わってみてください。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル