裕時悠示 先生が贈る禁断の年の差ラブコメ。第6巻は30歳を迎えた“鋭二”に“志織”が
突きつける今の立ち位置、それを知る“花恋”たちの焦りが物語を更に動かしていきます。
(イラスト:Yan-Yam 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797399318.html 】
コネで入社してきた専務の息子とその取り巻きを含めて新人教育を担当することになった
“鋭二”。その新人たちに意識高い系な“綾”も居たことから巻き起こる衝突ぶりをどう
解決に導くのか。ヤリちんぶりを発揮していたことが分かる逸話に思わずほっこりします。
そんな“鋭二”を未来の息子と見定めている“志織”が語るように、今や業界内で時の人
となった彼を色々な人々、そして思惑が放っておかない現状を踏まえて“綾”が、そして
“花恋”が各々のやり方で自分を高めていこうとする姿勢に期待と不安が胸をよぎります。
昔話ついでに明らかとなる“沙樹”の編集者時代、“花恋”が狙う次の小説コンテスト、
そして“綾”が打ち出す新企画、示された点が線となって繋がる先は想像に難くないかと。
若さとは、才能とは。大人になったからこその視点に共感しつつ続きを楽しみに待ちます。