2019年05月20日

『魔王学院の不適合者4〈下〉 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』

シリーズ累計50万部を超す、秋 先生が贈る「小説家になろう」投稿作の大人気書籍化作品。
5冊目となる第4弾・下巻は偽りの魔王に纏わるもう一つの逸話、大精霊編の締め括ります。
(イラスト:しずまよしのり 先生)

https://dengekibunko.jp/product/maougakuin/321811001095.html


“アヴォス・ディルヘヴィア”の逸話に再び縛られる人々を前にして“アノス”が注目する
大精霊“レノ”が遂げた死の謎、その子“ミサ”誕生の秘話、精霊王が示す敵対心の真意。
その全てを“フラン”の存在意義が繋ぎとめていく展開には思わず目頭を熱くしたものです。

それも愛を知らない不器用な生き方をする“シン”に対しそれを教えようとする“レノ”、
2人が2千年前に繰り広げたこそばゆいやり取りを経て結び付いたある奇跡があってこそ。
熾死王“エールドメード”、そして天父神“ノウスガリア”が示す確執も要注視の展開で。

すべては手中にあると嘯く“アヴォス・ディルヘヴィア”。その強気な姿勢を“アノス”が
どう崩していくか。偽りの魔王という伝承を踏まえて示される彼の言動も見どころの一つ。
魔王聖歌隊が讃美歌を歌い上げる間、彼の胸中に生まれた新たな謎の行方が気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル